[家具職人便り]流木で今度は”アレ”を修理しました。
こんにちは。家具職人のイマイです。
西宮工場では、熟練の家具職人が連携してお客さまからオーダーいただいた家具の製作を進めています。
リマションに注文の多い家具と言えば、カップボードや洗濯機上吊り戸、テレビボード、壁面収納といったところでしょうか。他にもお客さまの好みに合わせた家具をオリジナルで製作することができますので、ぜひご相談ください。
さて、今回のブログ記事、テーマはいったい何でしょう。
毎月広報スタッフからブログ更新を頼まれるのですが、スタッフの中には文章を綴るのが苦手な人も。自分もその一人なので、実はネタ探しに奔走しています。今回もアレコレ悩んだのですが、以前、流木を使ったスツールをブログに掲載したところ、面白いですねとお声掛けいただいたことを思い出して、今回も流木ネタにすることにしました。
流木ネタ第一弾はコチラ
また流木でスツールを作ったの?と思われた方。
違います!今回は「チリトリ」ですよ!「チリトリ×流木」の組み合わせって?と答えを想像できる方は少ないと思いますが、じっくり説明します。
西宮工場で長年使われているチリトリ。もちろんただの掃除道具なのですが、家具工場では毎日木屑などが大量に発生するのでチリトリは実はとても大切なのです。新居に納品する家具は、清潔な場所で作ってお客さまにもご満足いただきたいのが職人の想いです。
さて、そんな「チリトリ」。先日、取っ手が壊れてしまいました。と言うか、以前から具合は悪く、以前在籍していた職人がビニールテープでぐるぐる巻きにして応急処置をしていたんです。
でもそろそろ限界のようなので、まず、古いビニールテープをはがして、ねちょねちょしているやつをシンナーで拭き取りきれいにしました。
そして、どうやって直そうかな〜と考えながら、壊れている物をむりくり使っていたらなんと、取っ手が折れてしまったのです。
これではいかんのです。なんとかしないと。
そこで、、、流木を使う事にしました。
流木は四角い形ではないので、溝をつく角度や方向を決めるのが難しいのですが、カンでやっていきます。
こんな感じになりました。当初は接着しようと思っていたのですが…
試しにはめて見たら、ピッタリはまって取れなくなったので、もう完成にしました。
何だかいい感じにオシャレになりました。これで掃除の際ストレスを感じなくて済みそうです。
いちおう流木で作ったのでそれらしく?なったのですが、見方を変えれば子供が公園で拾ってきた枝をくっつけたのと変わりませんねぇ。
仕方ないですかね、流木も拾ってきたものでしょうから。