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[家具職人便り]ステーについて

こんにちは、リクリエイトの家具職人です。(リクリエイト家具職人の書いた記事一覧はこちら

 

前回、『キャッチ』について説明させていただいた最後にステーの話をしました。
今回は『ステー』のはなしです。

 

ステーには色々あるので、まず今回はステーの種類を説明します。

まず、ステーって何でしょう。
参照:スガツネ工業(外部サイト)
ネットで検索するとこんな解説です。

 

今回は、解説にある「扉を単に支えるだけのもの」のタイプについて説明させていただきます。

この『ただのステー』にも数種類あります。
伸縮タイプと折れるタイプです。

伸縮タイプはこの様なものです。

ステー金具のイメージ

写真は建具用です。

参照:スガツネ工業(外部サイト)

 

こちらは家具用で扉を上に開けるものです。
どちらも扉を開けるときに伸び、伸びきったところでそれ以上扉が開かない様になります。

 

次に折れるタイプです。

ラッチ金具イメージ

参照:スガツネ工業(外部サイト)
参照:株式会社コジマ 商品カタログ(外部サイト)

 

カタログでは「天開き」や「前開き」等書いています。一応用途別になっています。キャッチ付の物もあります。
このステー。昔は取り付け位置の指定など無く大変苦労しました。
特に横開きの扉を任意の位置で止めようとすると大変なのです。
少し取り付け位置を変えるだけで開く量が大きく変わりますし。変な位置になってしまうと扉が閉まらなくなるのです。

 

ステー金具イメージ

 

次にその他のタイプです。

 

参照:スガツネ工業(外部サイト)
参照:スガツネ工業(外部サイト)

 

この棒が扉側に付くタイプですが、使った事はありません。
カタログに取り付け位置も書いていませんし、扉の開閉時に箱の内部でこの棒がどのように稼働しているかもはっきりしません。

 

参照:スガツネ工業(外部サイト)

こちらは、本体に棒が付いており、扉を開閉させると金物が上下する仕組みです。
本体の高さ寸法が必要なので、使用するのは難しいです。

 

 ダンパー無しのタイプはこれくらいかと思います。

幸いな事にリクリエイトではほとんどダンパー付きの物を使用します。解説では「扉の急激な落下を和らげる自動ブレーキ装置が付いたもの」と書いているタイプです。

以上、ステーについてでした。

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