大量事例でご紹介!ホテルライクなマテリアルの選定&割付について
こんにちは。Re:Mansion映像クリエイターです。
今回ご紹介するのは、タイルやガラス、パネルなど「表面材のレイアウト(=割付)」についてです。
マンションのオプション会に参加したことのある方は、「タイルの割付」は、よく見聞きするのではないでしょうか。
そもそも、「割付」とは何か。
内装の仕上げ材(壁や床・天井を覆う、最表面の建材)や、家具の面材などには、【軟質な面材】【硬質な面材】の2種類があります。
【軟質な面材】とは、「壁紙」や「塗装」「シート」など、素材の厚みが小さく、且つ形状が不定の柔らかい性質を持つ、”面積の大きい素材”のことを言います。
反対に【硬質な面材】は、「タイル」や「パネル」「ガラス」など、素材の厚みが大きく、硬い物質から成り、複数を組み合わせて仕上げられる、”面積の小さい素材”のことを言います。
<コーナーも流れるように美しくつなげる、Lアングルタイル(エコカラットプラス/役もの)>
<モルタル調のアクセントクロスが、ナチュラルな木目キャビネットと柔らかいモダンな調和を魅せる(東京都世田谷区I邸)>
【硬質な面材】である「タイル」や「パネル」などは、質量が大きいため、「クロス」などと比較すると、当然㎡あたりの単価も高くなります。
先の通り、比較的安価であることなどから、今日の内装仕上げの基本となっている「クロス」。WL9×50mの上限サイズより、必要数量を購入し、施工することが可能です。
一方で、「タイル」や「パネル」は、各メーカーが1単位(枚)あたりの規定サイズを設定していることが多く、必要㎡数に応じた複数単位を購入し、それらを接合します。
その際に生じる、接合面を「ジョイント」と呼び、ジョイントのレイアウトを『割付』と言います。
「タイル」の割付で主流となっている「イモ貼」「ウマ貼」。
イモ貼は、その素材の柄を美しく見せ、すっきりと整った印象を与えます。一方、ウマ貼は、ジョイント(目地とも呼ばれます)が壁に模様を作り、タイル一枚一枚の表情を印象強く映します。
割付の方法によって、同じ品番でも大きく表情が変わるタイル。
中には、「タイルの質感は好みだけど、なるべく目地を少なくすっきりとした壁にしたい」という方もいらっしゃいます。
そんな方には、「眠り目地工法」という施工方法や、【LAMINAM(ラミナム)】というタイルブランドがおすすめ。
「眠り目地工法」とは、ジョイントの存在感を限りなく排除し、つなぎ合わせたタイルを、大きな1枚物に見せる特殊な施工方法です。
壁がすっきり見え、そして、贅沢でラグジュアリーな雰囲気を放ちます
(※ただし、タイルの性質によっては、この工法では扱えない場合もあるのでご注意ください)。
そして、弊社でも施工実績の多い【LAMINAM】は、業界の常識を変えた、「極薄厚み」を誇り、その美しい意匠でも有名なイタリア発のタイルメーカーです。
大判タイルをマンションの壁に貼るということは、容易なことではありません。
これほど大きいタイルは、施工自体も禁止されるケースが多いですが、ラミナム製タイルは、厚みが小さく、軽量ということもあり、マンション屋内でも施工可能な品番が多数ラインナップされています。
壁だけじゃない、こだわり派の方の中には、カップボードの天板もラミナム製タイルをチョイスする方も。
<YouTube事例も大好評!大阪府豊中市N邸>
■HP施工事例はコチラ!
■YouTube事例動画もぜひご覧ください。
タイルの他にも、魅力的な建材、そしてその割付デザインが沢山あります。
例えば、このウッドパネル。一見、不規則なレイアウトに見えますが、実際は、絶妙なパネル幅と緻密に計算された割付のバランスによって完成された、世界に一つだけのパネルデザインです。
「ありきたりなデザインでは嫌、でも自分ではレイアウトのことはわからない」という方も多いのではないでしょうか。
こんな時に、安心してデザインを任せられるのがプロですよね。
オーナーさまも、こちらのパネルデザインに大満足でした。
パネルの他に、ガラスやミラーの割付もお写真でご紹介。
ミラーもジョイントが入るだけで、こんなにも表情が豊かになります。
いかがでしたか。表面材のレイアウトは、同じ素材でも全く違う印象を持たせることができます。
内装デザインにおいても、重要なポイントの一つで、Re:Mansionでも熟練のプランナーたちが、毎度、相当な数のプランを提案し、本人たちとお客さまの間で打ち合わせを重ね、プランを再考し、打ち合わせをし…やっとの思いでカタチになります。
それだけの熱を注ぎ、完成されたデザインは、「想像していたものよりも、とても美しい」「このデザインが大好き」とみなさま感動されるほどです。
表面材のレイアウト。大切な住まいのために、しっかり考えないといけないなと感じてくださった方、
お気軽にご相談くださいませ。