大阪市Mさま邸|04.細部のディティールの工夫について
スタッフNです。
(Re:Mansion施工管理スタッフNの書いた記事一覧はこちら)
引き続き、昨年、施工させていただいた新築マンションのMさま邸のご紹介させていただきます。
▼大阪市Mさま邸プロジェクト(ブログ)
Mさま邸では、リビング・ダイニング・キッチンの装飾と、リビング・ダイニングまでに至る廊下~玄関を中心に、洗面、トイレ、寝室をご提案させていただきました。
今までお話させていただいた、ご提案を違和感無く馴染ませるための、細部の工夫について、ご紹介させていただきます。
【細部のディティールの工夫について】
建築やインテリア業界の専門業の方々は、ディティールや納まりという言葉を使います。
多義的に用いられる言葉なので、個人的には、「どう異なる材料をどう組み合わせて、違和感なく見せるかということ」として捉えております。
ディティールの工夫「玄関・廊下~LDKの移り変わり」
変化を付けて、リズムを出すために、M様邸では玄関・廊下~LDKにかけて異なる3つのタイルを使用しました。異なるタイルを使うと、変化を出せる反面、統一感が無くなる可能性があるためです。
ここでは、どのような調整をして馴染ませる工夫をしたかご紹介したいと思います。
まず、タイル自体は、色味のトーンを揃えています。加えて、雑然とならないように、タイルの高さ方向の大きさを統一させています。
特に廊下正面のタイルは、特注サイズでカットして、バランスを調整しました。
他に、廊下正面の飾り棚部分のタイルの小口面は、見切という材料を使用する場合もございますが、今回は、小口をそのまま見せる仕様としました。
見切りを入れると、線が分断されるので、入れずに線が通るように工夫しております。
もう一方の廊下正面のタイルの端部は、ドアが付くため、一部を壁と同じ同面で、壁に埋め込む形にしました。ここは、他の部分で構成する要素が多いため(材料の組合せが悪い意味で多いので、悪目立ちしないように)、引き算で要素を減らすために、建具枠無しで、建具の見切り1㎝角を設置しています。
以上で、細部のディティールについての記載させていただきました。
今回で、Mさま邸のご紹介をひとまず終える予定です。
次回は、また異なる議題で、ブログを記載したいと思います。
どうぞ、改めてよろしくお願い申し上げます。