大阪市Mさま邸|照明の配灯計画(前編)
スタッフNです。
(Re:Mansion施工管理スタッフNの書いた記事一覧はこちら)
前回に引き続き、昨年、施工させていただいた新築マンションのMさま邸をご紹介させていただきます。
Mさま邸では、リビング・ダイニング・キッチンの装飾と、リビング・ダイニングまでに至る廊下~玄関を中心に、洗面、トイレ、寝室をご提案させていただきました。前回のブログは、プラン上の重視したポイントについてご案内させていただきました。
今回は、計画に沿った照明の配灯計画について「前編」「後編」に分けてご案内させていただきます。
【照明の配灯計画について】
まず、照明の配灯計画の基本的な部分についてお話させていただきます。
こちらを先にお話しさせていただくことで、実際の間取りに反映する際の内容がわかりやすくなるかと思います。
Mさま邸では、工事前のもともとの照明の配灯計画は、一般的な汎用性に富む(誰でも不自由なく使える)計画になっておりました。
(具体的にお話すると、居室は引掛けシーリングで好みの照明を設置できる仕様で、キッチンや廊下~玄関、洗面、トイレ、収納など非居室は、埋込穴100φのダウンライトが既存の計画になります。)
もちろん普通に暮らすことに、問題はございませんが、照明の配灯計画を空間の演出として考えるリマンションのような内装の会社では、空間構成上の大事な要素として、特に力を入れて計画をしております。
【主な照明の配灯の効果=演出方法】
個人的に基本の空間の演出方法として、「①間接照明」と「②補助としてのDL」という考えで、計画しております。
「① 間接照明」は、直接的な明るさを含め、壁や天井を照らすことで、壁や天井に明暗を色付けて、空間の奥行等を調整するのに使用しています。
「② DL」は、埋込穴の大きさを一般的な100φから75φと小さくして、天井にできるだけスッキリさせるように心掛けています。(天井を見た際に視角に余分なものがあると無意識化で、小さな違和感が出ます。それを解消することが狙いです。)特に廊下のような天井の高さが低く、天井との距離が近い部分に関しては、意識してさらに埋込穴φ50やφ25等と穴を小さくするように工夫したり、グレアレスというまぶしくなく表面加工がされたダウンライトを使用して調整したりします。
また、メリハリをつけること=何を照らし照らさないか、何をどのように演出するべきかを、内装の仕上材や、お客さまそれぞれの好みをお伺いした上で計画をしていきます。
【Mさま邸:照明配灯計画】
「コーニス照明」
リビングダイニングは、天井を掘り込んで、コーニス照明を設置しました。
直接、壁面を照らすことで、明るくし空間に広がりを与えます。
また、天井を掘り込むことで、天井の角があいまいになり、照明を消しても天井の高さを実際より高く感じることができると思います。
「廊下のダウンライト」
廊下は、居室より天井が低いため、より埋込穴の小さな50φのダウンライトを選定しております。
ここでは、廊下に貼ったタイルを際立たせるため、壁にぐっと寄せて、ダウンライトの光をタイルに浮かび上がらせています。
今回は、「計画に沿った照明の配灯計画について(前編)」として、空間演出の基本的な方法をお話させていただきました。
次回は、「後編」として実際に工夫したポイントを改めてお話したいと思います。