大阪市M様邸|プランナー目線のご提案のポイント
スタッフNです。
(Re:Mansion施工管理スタッフNの書いた記事一覧はこちら)
昨年、施工させていただいた大阪市内の新築マンションのM様邸のご提案に関して、ご紹介させていただきます。
M様邸では、リビング・ダイニング・キッチンの装飾と、リビング・ダイニングまでに至る廊下~玄関を中心に、洗面、トイレ、寝室をご提案させていただきました。特に重視したデザインのポイントは、視野の抜けとそこに至るまでの玄関・廊下からLDKのシークエンス(連続性や順序、場面の移り変わり)の設えです。
今回は、その重視したポイントに関して記載させていただきます。
【間取りの変更として】
もともとの間取りでは、LDKに入ると、せっかくの景色を遮る壁があったので、そこを整理するところから計画を進めます。この壁は、LDKに隣接する2帖ほどの予備室(DEN)の壁です。
LDKのすぐ近くにあるので、ちょっとしたリビングの収納を意図したものだと思われますが、LDKの拡大と視野の抜け感を意識して、解体することになりました。
before >>
after >>
間取りの整理を終えると、内装の装飾の設えを検討して参ります。
LDKの入口からの視野が良くなったので、それを邪魔しないような、期待感が高まるような、玄関から廊下のアプローチを考えました。
廊下は、光量をある程度絞り、照らす部分、照らさない部分の取捨選択を行い、メリハリを付けました。そうすることで、照らされた壁面のタイルや、アイスポットになる廊下正面の飾り棚や、壁面のタイルの存在感がぐっと増し、より魅力的なお部屋になると考えたからです。
今回は、重視したポイントに関して、お話させていただきました。
都心における豊かさや、都心の住居空間に見合うラグジュアリーな空間の構築をM様邸では、検討させていただきました。
他にも、工夫したポイントがございますので、改めてお話したいと思います。