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大阪市Mさま邸|03.照明の配灯計画(後編)

スタッフNです。

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引き続き、昨年、施工させていただいた新築マンションのM様邸のご紹介させていただきます。

 

▼大阪市Mさま邸プロジェクト(ブログ)

 01.プランナー目線のご提案のポイント

 02.照明の配灯計画(前編)

 

Mさま邸では、リビング・ダイニング・キッチンの装飾と、リビング・ダイニングまでに至る廊下~玄関を中心に、洗面、トイレ、寝室をご提案させていただきました。

前回のブログでは、照明の配灯の計画内での使用した空間演出の手法についてお話させていただきました。

 

今回は、計画に沿ったMさまの実際の照明の配灯計画についてご案内させていただきます。

【照明の配灯計画について(Mさま邸の計画の場合)】

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M様邸の照明の配灯計画では、計画上、LDKに大きな窓があるので、こちらからの景色がぐっと広がるようなプランにしたので、その状況をより際立たせるような照明の配灯計画を行いました。

LDKの配灯計画(ポイント)

LDKは、窓面をより強調するためと、もともとの天井の段差の意味づけのために、ぐるっとコーニス照明を配置しました。大きな窓面を照らすことで、強調させて人の視線をより外側に導くことを意図しています。

また、広がりを持たせることにも貢献しております。

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間接照明だけで、十分明るさは確保できていると思いますが、補助灯として、ダウンライトを各所に配灯しております。TVの前や、ソファの上、キッチンカウンターの上に配灯しました。

こうすることで、全体的に暗い部分と明るい部分の明暗を作ることで、空間に奥行を付けています。

玄関~廊下の配灯計画(ポイント)

玄関~廊下は、LDKをより効果的に見せるため、あえて少し暗くしています。

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そうすることで、LDKに入室する際に、明暗の差で劇的に広がるように意図しました。

特に、ダウンライトも廊下の中心に設置して、廊下全体を明るくするより、壁に寄せて壁のタイルを照らすようにして、明るさをコントロールしました。

ただそれだけだと、玄関扉を開けた際のインパクトに欠けるので、廊下照明に、飾り棚を設け、そこに間接照明を設けています。こちらで、暮らす上で最低限必要な明るさと、ポイントとなる部分を設けました。

寝室の配灯計画(ポイント)

寝室は、窓側に特徴的な梁があったので、それを調整する意味も兼ねて、コーニス照明を配灯しました。

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こちらで広がりを持たせて、ベッドヘッドにアッパー照明を配灯して、ホテルのようなラグジュアリーな空間になるように調整しました。

家具照明の配灯計画(ポイント)

キッチンや、寝室に設置した家具の一部に家具照明を設置しました。

補助灯の補助の役割が強いものですが、実際にキッチンでは、カップビードの電子レンジを照らしたり、寝室の化粧台のミラーの照明で、お化粧のサポートをしたりする実用の面が強い照明になります。

 

以上で、M様邸で実際に計画した照明の配灯計画を記載させていただきました。

次は、細部のディティールの工夫について、ご紹介させていただきたいと思います。

どうぞ、改めてよろしくお願い申し上げます。