[家具職人便り]勝手に夏休み特別企画!リアルあつ森DIY 子供と小さなDIY作業台を作ってみた②組み立て編
前回のブログの続きです。
「勝手に夏休み特別企画!リアルあつ森DIY 子供と小さなDIY作業台を作ってみた」の「第二弾 組み立て編」をお伝えします。
もう夏休みも終わってしまいましたが、ちゃんとDIY作業台は完成していますよ。
さぁ早速行きましょう。まず幕板を接着していく作業。
木工ボンドを塗って凹凸に加工した所を組み合わせて、はみ出たボンドを拭き取ります。
次に脚と貫を組みます。ほぞ組をするのです。
先ず木殺し(木材の継手や仕口において、ほぞを叩き圧縮させる木工技術)をしていきます。
こうして凹ませておくと、胴付きの付きが良くなるのです。
のり(木工ボンド)をしっかり塗って叩き込みます。
子供の力では最後までしっかり入らないので、私が最後叩き込みます。子供は「へぇ〜入ったねぇ」ですって。ホゾは縦方向にはきつくして、横方向はスッと入る固さにします。横方向がキツかったら割れてしまうからです。
ここでノリが固まるまで、子供に木材の話をしてみました。
木材の名称を一応教えて…
小口を見ながら、木表、木裏の話をします。ちょうど、棚の板の木裏がむくれてきています。
天板と下の棚板は木表を上に、幕板と貫は木表が外側と下になるように使っています。
さて、ノリが乾いたら組み立ての続きです。
幕板の角を紙ヤスリで面取りします。(カンナは上手く削れないから嫌なんですって)
ビスの下穴と、皿ギリして、天板と幕板をビス止めし、次に、幕板と脚。貫と棚板を同じようにビス止めしていきます。
天板に工具を掛けるパネルを立てて行きます。
柱を臍組して行きます。今度は、パネルが入る溝が有るので、キチンと合うように気を付けながら叩き込みます。
溝にパネルを差し込んで、笠木の取り付けです。
ここはダボ構造にします。
ダボ穴の位置決めは難しいののですが、今回はこのやり方にします。
細い釘の頭を挟んで、跡を付けます。
そこに穴を開けて、ノリを入れ、ダボ組みします。
これで組み上がりました。
次回はリメイク(塗装)をご紹介する予定です。お楽しみに!