[家具職人便り]和テイストの装飾類を手掛けました
こんにちは。家具職人のヒロシです。
今回は和テイストの家具、建具のことをお話しします。
プランナーから今回の話が来た時から、
いつもの現場より取り合いが多い仕様だと思い、
現場調査、実測をして、細かい収まりの確認をすることにしました。
実測をもとに製図したのがこれです。
そこでまず不具合が出ることに気づきました。
引き戸のクレセントが内側に雪見障子を入れた場合に干渉してしまうんです。
ただ、クレセントは短い物もあると言う事でそちらと交換する事で解決しました。
次に今度は建具の製作にあたり、枠の形状などを自分で考えて製図しました。
現状の枠に被せる形で考えました。それがこの図面です。
この図面をもとに建具屋さんと大工さんに収まりのすり合わせ(打ち合わせ)をしました。
大工さんや建具屋さんの意見を取り入れながら製図したのがこの図面です。
この図面をもとに建具、現場枠を施工してもらいます。
今回は和テイストのベンチも製作する事になっていたのでベンチの図面もいれたのが、この図面です。
これで、ほぼ完成形の図面になりました。
ベンチも蓋の部分に畳を落とし込むので畳屋さんに工場まで実測にきて頂きました。
収まるまで、寸法が間違っていないか不安はありました。
全てが繋がっていますので一つ狂ってしまうと全てがダメになってしまいます。
色々な業者の方も全て繋がってますので図面が全てを左右するのでプレッシャーです。
後、玄関の入り口から廊下の天井に格子のルーバー間接照明の設置がありました。
この部分も実際の現場に型板をとりにいきました。(変形部分があったためです。)
照明のメンテナンスを考えてルーバーを分割できるように考えました。
こちらの考えにさらに建具屋さんの意見を取り入れて、変形の部分がありましたが、無事に収まりました。
ホッとしました。
久々に込み入った仕様が多い現場だったので製図が大変でした。
でも無事に収まりよかったです。
最後に仕上がったリビングダイニングの写真をどうぞ。
リマンションでは、このような和テイストのリノベーション工事も対応可能です。
お気軽にご相談ください。