マンションのテレビボードもライフスタイルによって使い勝手が違う
初めまして!!
11月より入社したWood Door=木戸です。
自分の名前が建築関係の仕事にぴったりと思い、今は、家具の設計を行っています。
このブログでは施工事例を取り入れながら、ちょっと役に立つ家具の知識や使い勝手などを
ご紹介したいと思っています。
皆様、覚えていますか?
「いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)」
中学生の時に習った5W1Hは、実はオーダーの家具を制作するにあたっても、とても大切なことなんです。
そこで今日はTVボードのお話を一つ・・・
マンションに住んでいる方、購入しようと考えている方のご要望で多いのが、
TVボードと収納が一体になった物が欲しいという方が多くいらっしゃいます。
ケース①リビングで使うTVボード
When 来客などの多い
Where リビングで使うTVボード
Who 家族みんなが
What リビングで共通で使うもの DVD・ゲーム・救急箱や取扱説明書・お掃除グッズ などなど
Why すぐに使えるように、急な来客があって困らないように などなど
How リビングがスッキリと散らかっていないようにしたい
要約すると、
家族が皆で集まるリビングで使うTVボードだから、家族共通で楽しむDVDやゲームを入れるスペースも欲しい。
救急箱や取扱説明書など、机の上に置いておくと邪魔だけど、すぐに取り出せるようにしておきたい。
急にお客様が来られることになった。散らかっているところを見られるのは恥ずかしい。
机の上で散らかった物をすぐに片付けれるような避難スペースが欲しい。
このようなご要望を叶えたのが、TVをグルっと囲むように扉付きの収納を設けたTVボードです。
DVDやゲームなどのリモコンが使えるように、扉の一部をガラスにしています。
また、お掃除ロボット「ルンバ」を入れるドッグもあります。扉を開けずともルンバがドッグへ戻れるように、
床と扉の間に隙間が空いています。
お客様のご要望を伺いながらいろいろご提案した結果このようなTVボードとなりました。
白の扉にすることで扉付きでも、圧迫感がなくお部屋が明るく見えますよ。
ケース②プライベートなスペースで使うTVボード
When 自分がくつろぎたい時に
Where プライベートな自分の部屋で
Who 私が使う
What パソコン、サイズがいろいろある本、細かな雑貨
Why 自分しか使わないものだから
How その時々や気分によって置くものを変えたい
要約すると、
自分の部屋で自分の好きな番組を見たい。パソコンをするデスクと、たくさんある本入れる本棚も欲しい。
そういえば、脱いですぐのコートはすぐにクローゼットにしまいたくないから、一時的なハンガーラックがいるなぁ。
このご要望を一気に叶えたのがこのTVボードです。
TVボード・デスク・ハンガーラックそれぞれ別で買うと、色や高さ、奥行きが違うのでごちゃごちゃした印象に。お部屋が狭くみえてしまいがち。
一体にすることでお部屋のスペースを有効に活用できます。プライベートなお部屋なので扉がなくても気になりません。
本は種類によってサイズが変わるので、扉がついていないほうが棚板が動かしやすくなります。
また扉をつけると開くためのスペースが必要なので、下の収納のところに扉があると邪魔になってしまいますね。
また、寝ながらテレビを見たいというご要望があったようなので、ケース①のTVボードより、TVの位置が低くなるように調整しています。
このようにTVボード一つでも、使う人・置く場所・使い勝手によって違ってきます。
なのでぜひ、TVボードが欲しいなと探すのではなく、
こんな空間にしたいな、こんなものを置きたいなと合わせて考えてみて下さいね!!
そしてそれを、話すことによって、アイデアが広がります。
お客様のご要望+あっと驚く、かゆいところに手が届くご提案が出来るように頑張ります!!
家具のことで悩んだら、ぜひご相談ください!!