造作家具で使用する天板を紹介!
こんにちは!お客様サポートのヤマギシです。
本日は弊社でも人気の造作家具の素材についてお話ができればと存じます。
造作家具の中でも食器棚はナンバーワン!のご依頼数を頂戴しております。
(有難いことに現在造作家具オーダーは、6月末までご予約が埋まっている状況です…!)
食器棚は上下セパレートにすることが多く、下台には家電を置く天板が用意されています。
天板の種類も様々。無垢材・ステンレス・メラミン・大理石など…
今回は天板の種類について、弊社でよく利用する種類を中心にご説明していければと思います!
天板選びのご参考になれば幸いです(^^)
1.メラミン化粧板
2.人造大理石.人工大理石
3.大理石
1→3の順番ごとに金額が上がり、高級になっていきます。
それぞれの特徴やメリット、デメリットをみていきましょう。
1.メラミン化粧板
ポストフォームとも呼ばれることが多く、
ポストフォームとはなんぞや?という方に分かりやすく言うと、
メラミン化粧板(耐熱性、耐水性、耐久性、耐薬品性などに優れている)を用い、
トップから縁までが一続きになるよう成形する加工技術のことを指します!
つなぎ目が無いため、キッチンの天板や、水回りの天板には衛生面も安心で、もってこいの加工技術ですね!
お手入れもしやすく、バリエーションも豊富なことからよく利用されています◎
経年劣化も無い優秀なメラミン化粧板ですが、自然素材に比べて質感が劣ることなどがデメリットではないでしょうか。
2.人造大理石、人工大理石
フィオレストーンや、コーリアン、クォーツストーンなどがこちらにあたります。
人造大理石はフィオレストーンや、クオーツストーンなどの天然水晶が主成分の高級人造石。
樹脂など配合して成型たもので、天然石の風合いを持ちながら、自然素材欠点を克服。
熱に少し弱く、変色などを起こす可能性があるところがデメリットではありますが、
天然石より軽量なこともあり、天然石ような高級感も取り込みたい方にはお勧めです。
人工大理石は大理石と入っているものの、実は、一切大理石を使用していません。
こちらは、ポリエステルやアクリルなどの樹脂素材を固めたものになり、
柔らかくて加工しやすく着色もしやすく、デザインが豊富なのですが、
人造大理石より熱に弱く、柔らかいことで傷がつきやすいころがデメリットではあります。
コストは人造大理石よりは比較的リーズナブルで、代表的なもので、デュポン社のコーリアン®などがあげられます。
(コーリアンは上記のデメリットを克服し、耐熱性、耐摩耗性を備えております。)
3. 天然石(大理石・御影石)
天然石の存在感は他と比べることができないくらい美しく、まさに最高級素材!
御影石や大理石があげられ、
長い時間をかけて圧力や熱により変成して作られた大理石は、
独特のマーブル模様が特徴的で、自然が作り出した世界に1つだけの模様です。
御影石はマダラ模様が特徴で、白地で黒のマダラ模様がよく見られますが、
赤や黒がベースとなるものもあります。磨くと光沢が出て美しい石材と言えます。
特に御影石は天然石の中でも堅固な石材のため、建材としてよく使われる素材で、天板では大理石より御影石を使用することが多いです。
デメリットといえば、やはり、『高価』ということにつきます。
また、メンテナンスコストや重量があるために通常の施工費より割高など、もあげられます。耐水性も弱いため、水分を吸いやすく、変色の恐れもあります…
最後に
食器棚の天板は、既存のキッチンの天板と合わせたいというご要望を多くいただきます。
当方でもまれに対応ができないものもあり、事前にマンション側へメーカー・品番の情報を確認していただいけますと、
対応可能かご確認ができますのでご安心です。
日々、お料理をする空間の食器棚。
使う方の思いをヒアリングしお役にたてるようにご一緒に造りあげていければと思います!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
以上、ヤマギシでした!