カップボードをプランするポイント
こんにちは、プランナーのリンです。
リマンションでは造作家具の制作も行なっていますが、特に多く依頼をいただくのがカップボードです。デザインに関してだけでなく、構成についてもお客様の生活スタイルによって異なるので、プランを検討する事が大変でもあり、面白くもあります。
今回はそんなカップボードのプランニングをする際に面材以外に検討するポイントについてのお話です。
■炊飯器位置
カップボード内のどこかに置くことの多い炊飯器。天板の上に置いて使う場合と、普段は下台の中にしまい使用時に引き出す場合の2パターンが考えられます。使用する人の身長によってもどちらの方が使いやすいか変わってきます。
■ゴミ箱スペース
カップボードの下台自体が普段部屋で過ごすソファなどの位置から基本的に見えづらいため、オープンスペースにする事が多いですが、扉を取り付けて普段は隠すようにすることも可能です。その場合はカップボードの奥行きが標準的な450mmより大きくなることもあります。
■天板、吊戸高さ
下台の天板高さは基本、キッチンと合わせることが多いですが、炊飯器の時と同様使用する人の身長や必要な引き出しの深さなどによって高さを変更しても問題ありません。
天板の高さが決まったら、天板上に置くものによって吊戸の高さを決めていきます。
上記の3点によって必須で確保しなければならない寸法が決まってくるので、それに合わせて他の箇所の寸法を整えていきます。
初回の打ち合わせでは下台と吊戸に別れたセパレートタイプをベースとして提案していますが、カップボードに置きたい家電やしまいたいものなどが具体的にある場合は、ぜひお伝えください。
以上、リンでした。