置き家具をカタチにする救世主「知恵の輪」機能
CG担当の橋本です。(CG担当橋本さんの書いた記事一覧はこちら)
今回も前回のブログに続き、市販の置き家具についてお話します。
滅多に無いのですが、市販のテーブルをCGで作成する機会が連続でありました。
今度の家具はとても変わった形状で、どの様に作ればよいか悩みました。
インテリア性が高く、美しいフォルムの家具です。
しかし、この形を一から手作業で作っていたら納期に間に合わない! どうしよう!
色々と試行錯誤しているうちに、このCGソフト(3dsMAX)に使えそうなある機能がある事を思い出しました。
滅多にと言うか、絶対に使わないだろうと思うような機能で、奇跡的に思い出した機能です。
それがコレで、
「知恵の輪」と言う機能です。
なんで「知恵の輪」と言うのかは知りませんが、これを使えば何とかなりそうです。
それでは作っていきましょう。
それでは、前回と同様に、全体の大きさについては資料がありますので、
その通りの寸法で当たりを作ります。
次に、ここで「知恵の輪」を使います。
そのままでは使えないので、見た目とバランスを見ながら少しずつ形を調整していきます。
少しずつ少しずつ形になってきました。
最後に、ガラスの天板と足元のドーナツ型の土台を作って完成。
いい感じに仕上がってきましたね。
ちなみに今回は、写真と同じ椅子も必要だったので一緒に作成しました。
椅子の方が単純で簡単に見えますが、どちらかと言うと、椅子の方が作成に手間と時間が掛かりました。
とりあえずレンダリングしてみましょう。
こんな感じです。
テーブルの足についてはあまり正確ではないですが、
プランナーやお客さまと、インテリアの方向性やイメージを共有するには十分ではないでしょうか!
時間をかけずにそれなりに上手くいった気がします。
「知恵の輪」すごい!