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WORKS施工事例

憧れのモデルルームをカスタマイズ!マニッシュ&クールな住まい -大阪市K邸-

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今回ご紹介するのは、大阪市内に新築マンションをご購入されたKさまのお住まい。

マンションのモデルルームが理想に近い印象だったとのことで、リマンションにも「モデルルームのデザインをベースにした、高級感にあふれた内装を」とご要望をいただきました。

 

早速Kさまからご共有いただいたモデルルームについて方向性を整理。「マニッシュでクールモダンな内装デザイン」をキーワードに、Kさまの生活スタイルに寄り添った住まいをカタチにしていきました。

特にご注目いただきたいのは、広々とした「寝室&クローゼット」。

熟考を重ねた末に確定したベッドの位置を中心に、空間の構造を活かしたクローゼット収納を図面に落とし込みました。さらに、ファッション好きなKさまのために、クローゼットをただの「衣類収納」で完結させない演出をプラス。愛着のある洋服たちと語り合うように過ごせる、とっておきのプライベート空間を完成させました。

 

その他にも、キッチン、リビングダイニング、玄関、トイレなど、クールモダンな内装デザインでまとめられた大阪市K邸。そのお住まいの全貌を早速ご紹介いたしましょう。

 

竣工:2022年4月

立地:大阪府大阪市

目次

 

トーンを揃え、素材感で変化をつけた、大人の「LDK」

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ベッドルームとクローゼット収納をご覧いただく前に、まずはご家族でゆったりと寛げるLDKをご紹介いたします。

落ち着いたモダンカラーでまとめられたLDKは、照明演出によってますます華やかな空間に。照明といえば天井!と思われがちですが、リマンションでは自社製作しているオリジナル家具に照明をプラスすることで、空間全体の光のバランスを整えています。

 

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早速キッチンスペースから。統一感たっぷりのキッチンは、下がり天井の構造を利用して天井部分にダークブラウンのクロスを貼り合わせました。さらに見どころは、なんといってもカップボード。こちらはリマンションのオリジナルデザインになります。

 

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オーナーさまからご共有いただいたモデルルームのカップボードは、ブラック系のアルミフレーム扉で製作されていましたが、プラン時にもう少し明るい色味で空間に馴染ませたいとご要望をいただいたため、ブラウン系の色味を基調に面材をセレクトしました。

 

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下台はダークブラウンのポストフォーム扉に、ブラックカラーのライン取っ手を組み合わせました。

さらに、天板には、高級人工大理石「フィオレストーン(クラシックブラウニー) /AICA」を採用。天然石の風合いはもちろん、滑らかな手触り、質感、光沢が美しい逸品です。

 

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吊戸棚の扉には、ラグジュアリーなブロンズのアルミフレームガラスを採用しました。下台のブラウンとの相性もよく、キッチンスペースのインテリア性を高めてくれる扉です。

内部には、スイングダウンウォールを取り付けることで、高い場所の収納物でも踏み台を使わずにサッと手に取れるようにプランしました。

 

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オープン部の背面には、石目調のパネル「VRT-3645AS4 /イビケン」を貼り合わせました。吊戸棚の下にライン照明をプラスしているので、美しいパネルやデザイン家電を照らしてくれます。

 

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冷蔵庫の上にも、カップボードの吊戸棚と同じデザインの収納庫を製作&設置しています。こちらは使用頻度の低い保存容器やストック類(ラップ・キッチンペーパーなど)の収納におすすめです。美しいブロンズカラーの扉によって、生活感をそぎ落としたキッチンが誕生しました。

 

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こちらがキッチン背面とカップボードの詳細図(家具図面)になります。

カップボードの下台は、ダストボックス収納、引き出し収納の他、調理スペースを拡張するスライド式の作業台を仕込んでいます。吊戸棚の内部には、昇降式のスイングダウンウォールを2台内蔵しました。

 

オープン部には家電の配置に合わせてコンセント口を新しく設け、冷蔵庫裏面は家具の設置に合わせて既存コンセントを移設しています。

 

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こちらはキッチンとダイニングを区切るキッチンカウンターの壁面部分。クロス仕上げの壁面に、エコカラットプラス「ディニタ(ホワイト) /LIXIL」を縦貼りで施工しました。

より縦のラインが際立つように、既存コンセントの位置をサイドに移設しています。

また、キッチンのカウンター下は、モデルルーム同様の黒の鏡面パネルを施しています。

 

続いてリビングにまいりましょう。

 

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リビングは、壁面へのタイルの施工、テレビの壁掛け金具の設置、オリジナルのTVボードの製作&設置、さらに、天井際に造作工事を施し間接照明をプラスしています。また、空間全体のバランスを考慮して、TVボードの下にも間接照明をプランしました。

 

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壁掛けテレビの位置は、当初、ダイニングテーブルやパーソナルチェアとのレイアウトを考慮して、少し壁側(画像右側)に寄せるプランをご提案いたしましたが、最終的に中央に配置。背面の磁器タイルも、センターでしっかりと揃うように割り付けました。

 

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美しい磁器タイルは「PA-X4410 /名古屋モザイク」のものです。

 

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TVボードの面材は、キッチン天井のクロスと相性のよいものをセレクト。木目のラインが、正面から側面まで美しく流れるように配慮しました。扉はワンタッチで開閉できるフラップ式のプッシュ扉を採用し、中央2枚のみグレーのアルミフレームガラス扉でアクセントをプラス。底にはライン照明を仕込んでいるので、脚のないフロートデザインがより際立ちます。

 

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今回はLDKにより統一感を出すため、ベースクロスもすべて「LV-3021/リリカラ」に貼り替えました。

 

異なるマテリアルは、色味を揃えるだけでは違和感が生まれる場合が多いため、仕上げ材の選定は慎重に。また、それぞれの取り合い(接合部)や、タイル設置面のコーナー見切り、目地、照明演出で生まれる陰影など、仕上がりを見据えながら、プランナーが細部までこだわってプランしています。

 

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こちらの画像をご覧いただくと、「ベースクロス」「木目調のアクセントクロス」「磁器質タイル」が見事に調和していることがお分かりいただけるかと思います。

ちなみに、タイルを壁に施工する場合、タイルの納まりに見切り材というものが必要になりますが、今回はブラックを選定して、コーナーにクールなアクセントを足しました。キッチン側のブラックのイメージとリンクさせることで、バランスを整えているのもさりげないポイントです。

 

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LDKは全体の照明プランにもこだわっています。キッチンスペースは、下がり天井を活かしたコーブ照明の他、カップボードの吊戸棚下にライン照明をプラス。

 

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リビングダイニングは天井のダウンライトとして、ダイニング側に4灯、リビング側に7灯を新設。

リビング側はテレビ設置面の天井際に造作工事を施し、コーニス照明を仕込みました。足元を照らすのは、先ほどからご紹介しているフルオーダーのTVボード底のライン照明です。

 

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また、照明プランはレイアウトだけでなく、調光機能にもこだわり、LDKだけで5つのゾーンでそれぞれ明るさを調節することができます。

■キッチン天井・・・コーブ照明

■ダイニング・・・・ダウンライト(4灯)

■リビング・・・・・ダウンライト(7灯)

■リビング・・・・・コーニス照明

■テレビボード下・・ライン照明

 

例えば、料理や食事を楽しんだり、音楽や読書に集中したり、お気に入りの映画に浸ったり。

シーンに合わせて、さりげなく光の演出をプラスするだけで、何気ない時間がより一層心地よく贅沢なものに変化するのでおすすめです。

 

デザインの輪郭が覗く、ミニマルな「廊下&玄関」

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リビングダイニングを出ると、こちらにもこだわりの空間が続いています。ダークブラウンを基調にモダンなトーンで統一された廊下は、華美な演出を排除。ただし、画像右側の壁面には、広範囲に縦のラインが美しい装飾をプラスしました。

 

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さりげない凹凸と柄が目を見張るタイルは、エコカラットプラス「ディニタ(ダークグレー) /LIXIL」になります。こちらはLDKのキッチンカウンター上に色違いのものが施工されています。

 

タイルを横向きで施工することもできますが、今回はあえて理性的な印象が与えられる縦向き(縦目地貼り)で施工しました。小ぶりなタイルが連なるディニタを縦貼りにすることで、天井を高く感じさせるメリットもあります。

 

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玄関は、天井までの開口間口ぴったりにオーダーミラーを設置しました。柱のクランク部分も余すことなくミラーで埋めることで、もともと取り付けられていたかのような仕上がりに。

 

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また、玄関土間との境目には、既設の建具の色味に合わせた手すり(ハンドル)も取り付けました。

 

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「オーダーミラー」「エコカラットプラス」と、装飾は最低限に厳選しつつ、施工範囲を広くプランすることで、オーナーさまのインテリアに対する美学を感じさせる、落ち着いたモダン空間に仕上がりました。

 

クロスやタイルの貼り替えで変貌した「洗面所&トイレ」

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限られたトイレスペースも廊下や玄関のイメージに合わせて、デザインを一新しています。

まずは、壁面と天井のクロスをダークカラーのものに貼り替え、天井中央にあった既存照明を撤去。新たに間接照明を3ヶ所にプラスしました。

 

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新たに壁側に寄せて設置されたピンスポット照明が、さりげなく存在感を放ちます。

 

壁面には、ゆったりとしたムラとパールを散りばめたような質感が美しいクロス「FE74168 /Sangetsu」を、天井には、クラフト紙のようなテクスチャーのクロス「FE74019 /Sangetsu」をセレクト。

 

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特に壁面のクロスは、間接照明の光を受けてテクスチャーが変化します。

 

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こちらのクリアカラーの手すりは既存のものですが、新しいクロスはもちろん間接照明との相性もピッタリ。

 

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新設した入り口側のダウンライトは人感センサータイプなので、奥側の壁面にスイッチをプラスしました。

 

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トイレ奥の吊戸棚は既存のものになりますが、底面に間接照明「ERX9568SA /遠藤照明」を仕込んでムーディーな印象に。こちらに照明演出が加わることで、空間全体の照度がきちんと保たれています。

 

さぁ、続いて洗面所(ランドリールーム)をご紹介いたしましょう。

 

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洗面スペースは、洗面台のチャイルドミラー部分へのモザイクタイルの施工と、洗濯機上の吊戸棚の製作&設置を行いました。

 

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モザイクタイルは、マリストの「Labyrinth(ラビリンス)/LBR-15/8102」です。優美でどこか異国情緒が漂うデザインは、彫刻のようで見るたびに引き込まれます。

 

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吊戸棚は、キッチンと同様に収納内部にスイングダウンウォールを内蔵しています。手前に引くだけで高い場所のアイテムまで手が届くので、使用頻度の高い洗剤類もデッドスペースを生まず収納することができます。

 

※ちなみに、スイングダウンウォールの施工事例は、「大阪府泉佐野市F邸」でもご覧いただけます。

 

ベッド位置と静かな装飾にこだわりぬいた主寝室

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今回の新築リフォームの一番の見どころともいえる、ベッドルームとクローゼット収納をご覧いただきましょう。実は今回のベッドルームは、8.1帖の洋室と、3.3帖のWIC(ウォークインクローゼット)の個室空間を統合した広々空間となっています。

 

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間取りに関してまとめてみました。

洋室(1)の下部分に可動棚やハンガーバーの表記がありますね。こちらは、もともとWICだったスペースになります。本来であれば、間仕切り壁(引き違い戸)があるはずですが、事前にマンション側に事情をお伝えしたところ、フルオープンの状態で新居のお引渡しをすることが叶いました。

 

そして、最後までKさまが悩まれていたベッドのレイアウト。

今回のデザインのベースとなっているモデルルームでは、画像上部の壁面に向かってベッドが配置されていたそうですが、Kさまがご購入されたベッドフレームのサイズが少し大きかったとのことで、モデルルームと同じように配置すると少々窮屈になる可能性が。とても迷われていましたが、最終的にモデルルームとは異なる位置(画像下部分)にベッドをレイアウトする運びとなりました。

 

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こちらは内覧時のお部屋の様子になります。

ギリギリまで悩まれたベッドの位置と向きが無事に確定したため、画像に映っている既存の枕棚・袖壁・可動棚・ハンガーパイプはすべて撤去し、フラットな状態へと改修作業が進められます。

 

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そして、リノベーション後のベッドルームの様子がこちら。既存の収納スペースはすべてなくなり、壁面には落ち着きのある装飾がプラスされました。

 

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ベッドヘッドは、オーナーさまがご購入されたベッドフレームに合わせて、ナチュラルな木目調のものをオリジナルでデザイン&製作しました。

 

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さらに、ベッドヘッド側の壁面には、エコカラットプラス「ストーングレース(ダークグレー) /LIXIL」を施工。ベッドヘッドの上部に間接照明を仕込んでいるため、エコカラットをやさしく照らし、まるでホテルのような洗練された雰囲気に仕上がりました。

 

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ベッドサイドには、スマートフォンなどのUSB対応機器も充電できる、コンセント口をご用意。

ちなみにベッド2台の真ん中のコンセント口には、間接照明と室内照明のスイッチがセットされているので、ベッドに横になりながら照明の操作が可能になっています。

 

ブティックのように輝きをまとう特別なクローゼット

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最後にご紹介するのが、美しいアルミフレーム扉に覆われたクローゼット空間。梁などの空間構造を活かした、衣類収納空間となっています。

 

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美しいガラスのスライドドアは、床にレールを必要としない上吊りタイプ。

ブラックのアルミフレームと、グレーのカラーガラスを組み合わせてデザインされています。内部の照明をオンにすると、お洋服の輪郭がしっかりと見えますが、照明を落とすと存在感が軽減され、隠しすぎず見せすぎない絶妙な透過度となっています。

 

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さらに、引き戸を開けると大容量の衣類収納スペースが登場します。

ガラス扉を閉めて照明に照らされる衣装を見守ったり、全開にしてその日に合わせてコーディネートを楽しんだり。ブティックのように絵になる、お洋服好きには堪らないクローゼット空間となりました。

 

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さらに収納内部をご紹介いたしましょう。クローゼットを設ける梁部分は奥行が深いスペースでしたので、梁下にダウンライトを5灯仕込みました。また、木目調の間仕切りも梁下の寸法に合わせて、リマンションがフルオーダーで製作し、ハンガーパイプも設置しています。

 

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ハンガーバーの下には、チェストもご用意。こちらもリマンションのオリジナル家具になります。

 

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クローゼット内の左側のスペースには、クリアミラーを施工し、天井部分にはダウンライト(1灯)を新設しました。寝室にミラーを施工する場合、就寝時に間接照明の光が映り込んでしまわないか配慮する必要がありますが、こちらは扉を閉められるので安心ですね。

 

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クローゼット内部から漏れる灯りまで美しくうっとりしてしまいます。

 

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こちらがクローゼット内の図面の一部になります。大掛かりな解体工事や間取りの変更はせずに、マンションの構造をそのまま利用して、空間を最大限に有効活用しました。

 

いかがでしたか。オーナーさまがイメージされていたマンションのモデルルームの「デザイン」や「華やかさ」は維持したまま、もう一歩暮らしに寄り添って内装プランをカスタマイズさせていただきました。オーナーさまにも大変ご好評をいただき、うれしく思います。

憧れのインテリアデザインを基調に、自分らしくリノベーションしたい!そんな想いをお持ちの方はぜひリマンションへ、お気軽にご相談ください。

 

今回ご紹介した大阪市K邸の様子は、Re:Mansionの公式YouTubeチャンネルでもご覧いただけます。動画では、憧れのモデルルームをアップグレードした「クールモダンスタイル」の全貌を、人気プランナーMが力説しています。ぜひこちらもご視聴くださいませ。

 

WORKS DETAIL施工事例データ

リフォーム工事内容
オーダー家具製作、解体工事、造作工事、タイル工事、照明工事、クロス工事、ガラス工事etc.
オーダー家具
カップボード、TVボード、ウォークイン・クローゼット、ベッドヘッドetc.
施工箇所
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