今回ご紹介するのは、Twitterで話題の幕張ーマン（@MAKUHARI_BASE）さまのお住まいです。

 

富士山の素晴らしい借景が望める、幕張のタワーマンション。幕張エリアで2回目にご購入された新築マンションをリノベーションさせていただきました。

 

景観の良さがマンション選びの決め手だったんですか？とお聞きしたところ、
「最初は、海や富士山にはそこまで興味がなかったんです」とのこと！
「街に電柱がなく、車道と歩道は分かれていて安全。広い公園やショッピングモールがあるから、子育てには最適な環境です。それに、都心部まで乗り換えなしで一時間と少しの程よい距離が、仕事とプライベートとのオンオフの切り替えにちょうどいいんです」
と幕張の魅力を教えてくれました。

 

普段からマンションやインテリア、内装に関する情報に長けたMさま。内装を考える上でこだわっていることや、これから新築マンションリノベーションを考えている方へのアドバイスなど、プランナーである弊社代表の井上とともにお話を伺いました。

 

マンション名：幕張ベイパークスカイグランドタワー

竣工：2020年11月 / 立地：海浜幕張駅徒歩13分 / 間取り：4LDK

 

 

2回目で叶えた”自分の家”

「初めて幕張でマンションを購入した時は、ほぼ素の状態。買う時期が遅かったので、オプションもできなかったし、そもそも新築でリフォームの考えは全くなかったんです」
「けど住んでみて、がんばって家を買ったのに、他の家と一緒だし、こだわりはないし、なんか自分の家じゃないみたいな。もし次買う機会があったら、新築だけど手を入れようっていうのは、なんとなく頭の中にありました」

 

当初、リノベーションというよりは、テレビボードや壁面収納をやりたいと思っていたそうです。ネット検索で、「造作 オーダー家具」でお調べいただき、弊社の施工事例を見ていただいたとのこと。

 

「最初はマンション業者さんだけでって思ってたんですけど、いろいろ制限があったり、打ち合わせ時間と回数も決まっていて、検討期間がとにかく短いんですよ。担当者も変わったりしますし」
「で、他の業者さんを探しました。リクリエイトさんともう一社が候補だったんですが、そちらは造作家具しかやってなく、リクリエイトさんは家具だけじゃなくて、間接照明やダウンライトとか、タイルを張ったりクロスを変えたりだとか、範囲が広い」

「トータルでやってもらうことで、モデルルームみたいな部屋にできるんじゃないかと夢が広がりました。他にもタワーマンションの実績があるところを何社か見ましたけど、デザインのクセが強い事例ばかりで」
「リクリエイトさんの施工事例やブログとかを見てみると、デザインの幅が広くて、いろいろと提案してもらえそうだと思いました。あと、中古リノベの会社はいっぱいありますが、新築推し、新築マンションをリノベしますってところは聞いたことがなくて」

 

人と一緒のことをやるのはあんまり好きじゃないけれど、将来的な売却の可能性も考えて、全体的にナチュラルな感じに仕上げたかったとのこと。

 

「万人受けしながらも、自分のこだわりはさりげなく取り入れたいっていうのがありました」
「壁面収納にデザイン性を持たせたり、カウンター下収納にガラス扉を仕込んだり。内装イメージは、基本、妻が家にいるので、キッチンから見える風景にこだわってるんですが、あの柱が見えるな、こっちに壁があるからどうしよう、といった感じで考えていました」

 

キッチンから見える南側の柱に設置されたPORADAミラー。
その美しさを活かせるよう、マテリアルストーンズのタイルを施し、シンプルながらも表情豊かな空間に仕上げていきました。

 

キッチンからの風景。”角部屋””リビングは南面”を条件として物件を決めているとのこと

 

独自調査8カ月、打ち合わせに1年

普段どうやって情報を集めてらっしゃるんですかとお聞きしたところ、
「ネットはもちろんですが、新築マンションのフリーマガジンを2週間に1回読んでいます。気になるものがあれば写真で保存したり、特に気になったら物件のホームページを細かく見てみたり。海外のものが多いですが、ピンタレストもやっていて、通知がバンバン来るので便利ですね。参考にしています」

 

弊社にLINEでお問い合わせされたのは、依頼しようと決めてから半年後だったそうです。

 

「そもそもどうやって頼めばいいのかってちょっと迷いました。もし頼んだら、どういうタイミングで始まるのかなって、いまいち分からなくて。さすがに引っ越す一年以内には一回相談しとかないと、と思って」

 

ちょうどよいタイミングでしたね、と弊社代表。
「入居までの大まかなイメージとしては、ヒアリング→プラン作成→内覧会での実測→お引渡し→施工→入居、という流れになりますが、大事なのはヒアリング」
「お客様のイメージを掘り起こし、形にするためには一年は必要です。ヒアリングを重ねるにつれ、当初の予定と違う家具を選びなおすケースもありますが、その際も全体のバランスを考え細かくプランを調整していきます」

 

今回、施工までスムーズに行うことができたのは、お客様があらかじめ情報を集めてらしたことはもちろんですが、ヒアリングを重ねる時間が十分にあったことも理由の一つでした。

 

弊社に頼んだ決め手は？とお聞きしたところ、
「手書きの図面じゃなく、CG※で作ってくれて、しかもクオリティーが高いところです。完成イメージがあるっていうのはすごく安心でした」とのこと。

※一定の条件あり。詳細はお問い合わせください。

 

「あと、提案の中で印象に残ったのは入口のエントランスの鏡です。考えもしてなかったですね」
「黒い枠にガラスを分けて入れて、ラインが引き立つようなデザイン。壁面の上から下にかけて大きい鏡があればいい、あとはエコカラットもやってみようかくらいのイメージだったので」

 

Mさまのこだわりが詰まった、ホテルライクなリビング空間。住まいの顔であるエントランスに関しても、リビングと同じ雰囲気を感じられるよう、グレード感ある仕上がりをご提案させていただきました。

 

黒枠のラインがさりげなく個性を演出している

 

デザインと収納との巧みなバランス

Mさまがピックアップされたピンタレストのイメージ。
海外の事例で、お住まいになる間取りよりも幅広いものでした。

 

それを実際の間口サイズに合わせ、デザインをどう具現化していくのか。

「やりがいがありましたね」とプランナーである代表の井上がつぶやいたのは、特にリビング空間。
テレビボード周りの間口の広さと、右にある柱、それらをどうやって魅せるのか。タイル素材、照明の種類、ボードの形状。それらの組み合わせ方を考えながら、ミリ単位で細かくプランニング。柱にはタイルを施し、トール収納と同系色のものにすることで一体化させ、デザインクオリティを上げていきました。

 

白い柱を隠すのではなく、タイルを施しデザインとして活かした

 

収納という機能面からアプローチしていたMさまに、見た目（デザイン）のまとまりを考えたプランを提案し、「調和させていった」と弊社代表。
「デザインのバランスが崩れますからこうしたほうがいいですよ」といくつもデザイン案をお見せし、最終的にデザインと収納とを絶妙なバランスで仕上げていきました。

 

「マンションって収納が少ないんで、ついつい収納も含めて、もりもりにしようと思ってたんですよ。でも井上さんから、収納とバランスを取りながらも、見た目を大事に、シャープなデザインにした方がいいって言われて」
「あと、折り上げ天井の照明は考えてなくて。憧れはずっとあったんですけど、このリビング、天井が下がってないんですよ。せっかく天井が高いのに、わざわざ照明のために天井を下げるのはいやだなと」
「そうしたら、天井の高さを変えずに内部を加工して間接照明を入れるっていう提案をしてもらえて。全然思ってもいなかったので、実現できて大満足です」

 

調光スイッチはすべて一か所にまとめられている

 

最後に、これから新築マンション購入を考えている方へアドバイスをお願いしました。

 

「マンションは金太郎飴みたいなものなんです。私もそうでしたが、買うときに間取りや設備、仕様で少し妥協したところがあると思うんですよね。そこをリフォームすることで補ったり、さらにはカッコいい空間に仕上げたり」
「こだわって住む人の好みやライフスタイルにあった自分たちだけのお家にできるかが、その後の生活満足度にすごく影響します。そのためにも、現在住んでいるお家の不満は何か、こうしたら使いやすいのにとか、あの建物の雰囲気は家族がすごく気に入ってた、など普段から意識したりメモしておくと、マイホームのイメージがよりできてきますね」
「あとは、購入が決まったらできるだけ早く専門の方に相談してみて、デザインの提案を受けたり、金額感を掴むのがいいですよ。私は自分で悶々と考えていた時間が長すぎました（笑）」

 

今回、一年に渡り何度もお打ち合わせを重ね、お客様の具体的なデザインイメージを実際のプランに落とし込んでいきました。

 

Twitterで住まいやインテリア情報を発信するMさまと、関東エリアでも数多くの実績を誇る弊社代表とのシナジー効果によって生まれた、今回の内装デザイン。
リビングの内装イメージを展開させ、玄関やトイレといった空間もリノベーションすることで、住まい全体のグレードをアップするプランが完成しました。

 

奥様のお気に入りはキッチンのゴミ箱スペース、そしてお子様のお気に入りはトイレとのこと！
細部までこだわりぬいたM邸の様子は、公式YouTubeチャンネル「Re:Mansion channel」にて公開中です。

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心地よい音楽、映像と共にお楽しみください。