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WORKS施工事例

奥深いイタリア漆喰が魅せる都心のセカンドハウス空間 -大阪市中央区O邸-

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お仕事の兼ね合いで、長年、東京と大阪を行き来する暮らしをされているOさまご夫婦。

歴史やお城巡りを好まれるお二人は、憧れでもあった大阪城を手中に収める新築タワーマンションに巡り合い、縁あってご購入に至りました。

 

140平米にも及ぶ、広々とした内装空間。

リフォームをされる前のお住まいは、ご夫婦二人で過ごすには少々使い勝手に悩む間取りや動線、さらに内装もどこか物足りなさを感じていたのだとか。

もっと過ごしやすい間取りを、もっと高揚する内装を、もっと自分たちらしく寛げる唯一無二の特別な心地よさを。

そんな想いのもと、理想の内装空間づくりに向けて動き出したOさまご夫婦は、偶然にもRe:MansionのYouTube動画をご覧になり、お声を掛けてくださいました。

 

内装空間のコンセプトともいえるマテリアルは、ダイナミックでありながらラグジュアリーな「イタリア漆喰」。

そして、空間のインスピレーションはご夫婦お二人が心に留めていた思い出の数々。

「旅先で宿泊したラグジュアリーなホテル」

「心地よいひとときを満喫したイタリアンレストラン」

「立ち寄った名所で魅せられた意匠の数々」など。

随所に意匠を溶け込ませて完成された、情緒豊かな都心のセカンドハウス空間をどうぞご覧ください。

 

竣工:2022年8月

立地:大阪市中央区

目次

 

ダイナミックかつ繊細!特別感あふれるエントランス

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玄関の扉を開けるとまず目に飛び込んでくるのは、廊下奥のニッチで存在感を放つ壁面装飾。

ダウンライトの光を受けてますます美しさを増すそれは、お住まいの顔として相応しい品格を醸し、初めて訪れたゲストでも思わずハッと目を奪われる神秘的な空気感を漂わせています。

 

実は、こちらのニッチ、今回の新築リフォーム工事で誕生したスペースです。

 

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着工前の様子です。廊下奥には洋室へとつながる扉があり、何かを飾れるようなスペースはありませんでした。

しかし、今回間取り変更を行う際に、僅かなニッチを設けるようにプランニング。

 

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Oさまご夫妻がとてもこだわって選定されたマテリアル「イタリア漆喰」を施工し、スポットライトのようにダウンライト1灯をレイアウトすることで、特別なスペースが完成しました。

 

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まるで岩壁のような独特のテクスチャは、伝統的なイタリアの漆喰左官材に、こだわりのカラーリング材を組み合わせて実現したもの。

濃い藍色を基調に、シルバーやゴールドの煌めきをプラス。見る角度や光の当たり方によって表情を変える、遊び心も散りばめられています。

 

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こちらは、イタリア漆喰専門のメーカー「Stucco+」さまよりご提案いただきました。

Oさまの好みとRe:Mansionのご提案する内装空間に合わせて作成された、オリジナル仕様です。

 

■エントランス正面ニッチ イタリア漆喰

「METALUCE/Radici dell’albero(メタルーチェ/ラディチデラルベッロ)/Stucco+」

 

イタリア漆喰をバックに、グリーンやオブジェを飾るのも素敵ですが、何も飾っていなくても特別なエントランス空間を演出するのが、こちらのイタリア漆喰の素晴らしいところです。

 

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そして、実はエントランスと廊下の左側壁面にもイタリア漆喰が採用されています。

クロスやタイルでは決して出せない質感と光沢感。正面のニッチ壁に施工されたイタリア漆喰「メタルーチェ」を引き立てながら、さりげなく個性を光らせます。

 

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■エントランス壁面 イタリア漆喰

「VENEZIANO(ヴェネチアーノ)/Stucco+」

 

土間タイルと色味を揃えながらも、イタリア漆喰が見劣りしないよう絶妙な色味を特注しています。

さらに、耐久性があり雨の日でも安心のワックス仕上げとなっています。

 

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さぁ続いて、LDKへと進みましょう。

 

特注素材×心地よい余白が叶えたくつろぎのLDK

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リビングに足を踏み入れると、まず目を引くのが、生活感を排しインテリア性を高めたキッチンスペースです。

美しいオープンキッチンは、タワーマンションならではの絶景を楽しみながら家事や料理を楽しめる「ペニンシュラ型」に仕上がっています。

実はキッチンも今回のリフォームによって大きく変化したスペースです。間取り変更によって、リフォーム前は奥の壁に向いていたキッチンの位置をクルリと回転。

 

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以前は奥の壁に向かって家事を行う「ウォール型」のキッチンで、リビングダイニングに背を向けるスタイルでした。

しかし、リフォームによってLDKのインテリアと、窓からの景色が楽しめるスタイルに変貌を遂げています。

 

天井部は造作工事を施し、色味の濃いアクセントクロスでさりげなくゾーニング。

さらに、コーブ照明を仕込むことで、キッチン全体に非日常感をもたらしています。

 

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システムキッチンは、LIXILの「RICHELLE/リシェル」を採用。

キッチン奥側には、サイズの異なる家電類を一気に収納できるオリジナル家電タワーをプランしました。

 

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正面から見るとキッチンスペースの一体感が特に伝わりますね。

落ち着いた色味でまとめているにも関わらず、照明を落としても殺風景にならないのは、フローリングや建具、ベースクロスなどの特徴を把握した上で、各所に使用する面材のカラートーンや素材感のバランスを丁寧に調整しているからこそ。

 

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キッチンカウンターの一部の壁面にもイタリア漆喰が施工されています。

こちらは京都御苑内でも採用されている一級品のイタリア漆喰で、セラミック調のキッチンに合わせて磨きを加え、金属の風合いを生かした意匠となっています。

 

■キッチンカウンター上 イタリア漆喰

「GRASSELLO METALUCE(メタルーチェ)/Stucco+」

 

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カウンター下収納は、LDKの細々したものをたっぷり収納できる大容量サイズ。

カウンターデスクも同じデザインで、一体感があります。

 

そしてこのカウンターテーブル、実はちょっとした秘密があるのですが・・・。

これは後程ご紹介させていただきますので、お楽しみに。

 

続いてご紹介するのは、広々としたリビングスペースです。

 

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リビングダイニングは、間取り変更を行い、隣接する洋室をLDKに取り込むプランで拡張工事を行いました。

テレビ背面の壁には、流れるような模様が美しいイタリア漆喰を贅沢に。

 

■テレビ壁掛け背面 イタリア漆喰

「GRASSELLO METALUCE/redici dell’albero(メタルーチェ/ラディチェデラベッロ)Stucco+」

 

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テレビ下部には、ディスプレイも楽しめるワイドな幅3500のTVボードをプランしました。

イタリア漆喰の色味に馴染むよう、こちらも慎重に面材の選定が進められました。

幅木の色味も揃えているので、美しく収まっていますね。

 

■フロートTVボード面材

「TJ-10067K/AICA」

 

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画になるソファ「ligne roset (リーン・ロゼ)」が、日々の疲れを癒し、寛ぎの時間を上質に変えてくれます。

 

こちらの窓まわりも、梁下に造作工事を行い、L型に板を張ったようなデザインに。

キッチン天井と同じ品番のアクセントクロスを貼り合わせ、ダウンライトを仕込むことで、空間全体の照明バランスを整えています。

 

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LDKを奥から見渡した画像です。ホワイトとグレーでまとめられた空間に、それぞれのマテリアルが調和し、心地よいリズムを生んでいます。

 

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また、LDKの入口扉ですが、今回の新築マンションリフォームの際に、空間の雰囲気に合わせてグレーガラスの仕様に変更しました。

 

■LDK扉

「Quadro Slim(クアドロスリム)/グレーガラス/サンワカンパニー」

 

憧れのホテルの快適さをベッドルーム+書斎で再現

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Oさまご夫婦待望のもう一つの空間が、ベッドルームとワークスペースをミックスさせたカスタマイズ空間です。

こちらは元々、2つの洋室が隣り合っていましたが、間取り変更で一つの空間にまとめることに。

 

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念願だったベッドルームのレイアウトは、Oさまご夫婦が以前宿泊されたホテルからインスピレーションを受けたもの。

空間を間地切るように置かれた家具は、リマンションのオリジナル家具。両面にテレビ画面(ディスプレイ画面)が設置された贅沢仕様です。

格子状の間仕切り内に配線をすべて隠すことで、ゴチャつきのない空間を叶えました。

 

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こちらはワークスペースになります。ご夫婦二人並んで仕事に集中できるので、いつでも慌てずスマートに業務に取り掛かれます。

また、ワークスペースにテレビ画面があることで、テレビ視聴だけでなく、音楽を流したり、会議中に画面を利用することも。

 

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ワークスペースの反対側はベッドスペースです。

落ち着いたダークブランカラーと淡いカラーリングを厳選し、ラグジュリーな空間に仕上げました。

 

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元々分かれていた洋室空間なので、天井部分に解体できない梁が出ています。

こちらには、あえてダークブラウンのクロスを貼ることで、化粧貼りのような空間のアクセントに仕上げました。

ちなみにこちらのアクセントクロスの品番は「LW-4073/リリカラ」で、キッチンスペースの天井や、リビング窓まわりの梁下にも同じ品番のアクセントクロスが使用されています。

 

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ベッドヘッド側の壁面には、美しい装飾を施しました。

画像では一見するとアクセントクロスのようにも見えますが、色味や艶感が独特ですよね。

実はこちらも、これまで何度も紹介してきたイタリア漆喰。寝室なので、淡い色と柄をセレクトしました。

特殊左官技術が生み出す光の反射は、他にはない優雅さを醸します。

 

■ベッド側壁面 イタリア漆喰

「MARCO POLO LUXURY(マルコ・ポーロ ラグジュアリー)/シルバー/Stucco+」

 

照明の灯りはもちろん、自然光を受けて、爽やかな煌めきをもたらしてくれるイタリア漆喰。

ワークスペースの壁面にも同じイタリア漆喰が施工されています。

 

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格子デザインと収納部の木目の流れが特徴的な間仕切り兼造作家具は、中を開くと書類などがたっぷり収納できる仕様です。

必要な仕事アイテムや書類などが、ワークスペースのデスク背面にしまわれているので、効率よく出し入れできます。

 

洋室2つを組み合わせた広々空間だからこそ実現できた家具配置。

造作家具をご提案する際は、収納量やデザインだけでなく、使い勝手や動線まで視野に入れた家具配置をご提案するのがリマンションのこだわりです。

続いてご紹介するのも、そんなリマンションのこだわりが詰まった造作家具です。

 

シーンに合わせて姿を変える可動式造作家具

それではここで、今回の注目ポイントであるLDKの造作家具をご紹介いたします。

先程既にご紹介したLDK空間で、まだご紹介していなかったカウンターテーブル。

 

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こちらのカウンターテーブルは、ご夫婦二人が並んで食事を楽しんだり、キッチンで家事や料理をしながら会話が楽しめるようにプランさせていただきました。

 

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ご覧いただくと、左側の脚部分がなく、違和感を感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

左側面の脚がない理由、それはこのカウンターテーブルに、プランナーこだわりの遊び心が隠されているからで・・・。

 

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実は、このように手軽に向きを変えられる可動式なのです!

別アングルからもご覧ください。

 

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カウンター下収納にはめ込むようなデザインになっており、プランナーと家具職人が何度も打ち合わせを行い実現しました。

 

ご夫婦で向き合って食事を楽しめるのはもちろん、気分やシーンに合わせて位置を変え、タワーマンションならではの景観を楽しむことができます。

 

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こちらが、カウンターまわりのプラン詳細図です。

家具の面材に合わせて、各所のコンセントカバーなどの色味も揃えました。

また、テーブルの位置が変わることを想定して、照明位置をプランしています。

 

ライフスタイルに合わせてご提案した間取りプラン

ここまでご紹介してきたお住まい。

度々「間取り変更を行い」とお伝えしましたが、具体的にどのように変化したのか気になりますよね。

リフォーム前の間取り図と並べて、どのように変化したのがご説明させていただきます。

 

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こちらがもともとご購入された際の間取りになります。

広々としたリビングダイニングと、壁付されたシステムキッチン、洋室は3部屋あり、そのうちの一間は可動式の間仕切りによってリビングの一部として使用することができます。

また、廊下側には、雑多な生活用品を収納できる納屋が設けられ、玄関正面の壁は洋室の扉(開口部)となっていました。

 

こちらの間取りを、Oさまご夫妻のご希望に沿うように変更していくことに。

解体されたのはこの部分です。

 

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こちらがリフォームプランを反映した平面図です。

リビングダイニングは洋室を取り込んで大きく拡張され、キッチンはシステムキッチンの位置を変更し、ペニンシュラ型に。

さらに、洋室2つを用いて、主寝室件書斎へと空間を生まれ変わらせました。

玄関には、荷物を持ったままパントリーに入り、そのままキッチンに移動できる新たな動線をご用意しています。

 

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セカンドハウスならではの非日常感を絶妙に盛り込んだお住まいは、大阪で過ごすひと時をより豊かなものに変えてくれるはずです。

 

Before ≫ CGパース ≫ After

最後に、ご提案させていただいたCGパースを含めた、お住まいのBefore&Afterをご紹介いたします。

玄関&廊下 =entrance=

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リビングダイニングキッチン =LDK=

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キッチン =kitchen=

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いかかでしたでしょうか。週末だけ過ごす、都心のセカンドハウス空間。

家族構成やライフスタイルに合わせて間取り変更を行いつつ、ホテルやレストランなどからインスピレーションを受けた、Oさまご夫婦お気に入りの「イタリア漆喰」を随所に用いることで非日常感を演出しました。

 

さらに、セカンドハウスだからと言ってリラックスするだけを追い求めず、程よい距離感に書斎スペースを設けることで、オンとオフのバランスが取れたお住まいを再現させていただきました。

これからのOさまご夫妻の暮らしが、ますます豊かに輝かれますように。

この度はご用命いただき、誠にありがとうございました。

 

こちらの施工事例は、Re:Mansionの公式YouTubeチャンネル「Re:Mansion channel」で事例動画を公開しております。

ぜひ併せてご覧ください。

 

 

WORKS DETAIL施工事例データ

リフォーム工事内容
オーダー家具製作、解体工事(間取り変更)、照明工事、クロス工事、フローリング工事、設備工事etc.
オーダー家具
カウンター下収納×ダイニングテーブル、TVボード、ルーバーキャビネットetc.
施工箇所
新築リフォーム
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