時間で変化するCGパースのライティング。
こんにちは。CGパース担当のハシモトです。
前回のブログに引き続き、今回もCG上のライティングについてご紹介いたします。
CGパースを作成する際、案件の内容によって表現したい時間帯が出てきます。
例えば、オフィスの内装提案では主に昼間に利用される空間なので「昼間」のシーンのCGパースを、マンションや戸建てなどの一般住宅では家族全員が集まることが多い「夜」のシーンのCGパースをご提案します。また、照明器具で空間を演出したい時などは「夜」のシーンでご提案することも多く、お客さまと直接お話しするプランナーから具体的な指示を受けています。
お客さまによっては、好みの時間があって、内装イメージもそれに合わせてほしいとご希望される場合もあります。もちろん様々な時間帯に対応できるように事前準備は欠かしません。
さて、前回は「夜間」での照明を使用した室内パースの表現方法をご紹介しました。
今回はさらに太陽など窓の外からの自然光も取り入れた表現方法をご紹介したいと思います。
「自然光」と言っても、CG上では青っぽい空全体からの光と太陽のオレンジっぽい直線的な光の二種類で調整しています。
それでは実際の時間帯によって光の表現を変えたCGを見てみましょう。
▲「朝」のシーン
▲「午前」のシーン
▲「午後」のシーン
▲「夕方」のシーン
▲「夜」のシーン
いかがですか? 画像を上から順に見るだけで、一日の流れや日の傾きが連想できるのではないでしょうか。
この中では特に「朝」と「午前」のCG画像が見分けがつきにくいかもしれませんが、光を調整することで微妙に変化をつけ、お客さまが求めるCGを用意することが可能です。
また、「夕方」などは、オレンジ色の光が際立つシーンですが、お客さまにお部屋の方角をお知らせいただいている場合は、どの程度の西日が差し込むかを予測してCG上に反映します。
大切なことは、内装の再現でなく、暮らしを再現するということ。
リマンションのお客さまの多くは、引っ越し予定(工事予定)の新居が建設中という方も多く、CGパースを通して新しい生活を思い描かれるかと思います。そのため、CG担当としてお客さまが新居に思い描いているイメージを崩さないように気をつけています。
CGパースの提案をご希望のお客さま、再現してほしい時間帯があればご要望にお応えすることが可能です。ぜひご利用くださいませ。
次回は「外観パース」についてご紹介いたします。お楽しみに。