意匠性に富んだ高級素材「イタリア漆喰」の魅力
こんにちは。Re:Mansion広報スタッフです。
(Re:Mansion広報スタッフの書いた記事一覧はこちら)
本日ご紹介するのは、Luxuryな新素材『イタリア漆喰』について。
「イタリアなのに漆喰?」と想像に難いという方も多いのではないでしょうか?
かくいう私も、はじめて『イタリア漆喰』の名を耳にした際は、
「イタリアといえば、タイルでしょう!」
「漆喰といえば、日本やアジアで使われているイメージが強いけど…」
と、無知のくせに、自信満々にその存在を認めませんでした…。
▲施工事例「大阪府北摂エリアM邸」より
こちらは、大阪府北摂エリアの最上階におすまいのMさま宅。
広いリビングダイニングの一角に、京都の旅館をイメージした茶室をPLANしました。
こちらの長手壁に施されているのが、まさしく、私がそれまでイメージしていた漆喰です。
シンプルで一見素朴な意匠ながらも、
どっしりとした重みも感じ、重厚感と温もりを感じる、和素材の代表ですよね。
日本では、縄文時代から漆喰が使用されていた歴史があり、
特に、戦国時代においては、耐久性が高いことから、城や屋敷などに施される高級素材として、需要が高かったそうです。
歴史的建造物マニアの方には、馴染みがあるのではないでしょうか。
今回ご紹介する『イタリア漆喰』に見初められた、
大阪市中央区におすまいのOさまも、実はかなりの歴史マニア。
なんと、ご夫婦の歴史好きが転じて、ご新居を大阪城の目の前に構えたほど!
Oさまと『イタリア漆喰』の出会いは、とある京都のレストランだったそうです。
そのレストランでは、まさに“地中海イタリア”といったような
鮮やかなブルーの『イタリア漆喰』が施されていて、
その複雑な色の構成や、コテ塗りの美しい凹凸に、一目で心を奪われたそう。
それから『イタリア漆喰』について、研究をはじめられたOさま。
どうやら、漆喰はイタリアでも古代ローマ時代から、
長年愛され続けてきた壁材であり、
今では、ホテルやブティックに使用される高級素材として、存在を確立しているとのこと。
日本の漆喰と、立ち位置は似ていますね。
でも全く違うのが、そのデザイン。
漆喰なのに、複数の色が混ざり合い、
ダウンライトの光を受けると、パールのようにキラキラと輝きます。
この色は、大理石を粉末化した顔料などが、
混ぜ合わせる際の湿度や、環境の条件によって生み出されるもので、
世界にひとつとして、同じものはないそうです。
このような何色もの顔料が重なり合って見せる、ユニークな表情の『イタリア漆喰』もあれば、
こちらのように、白ベースの中に淡いムラを見せる、
優しくてシンプルな『イタリア漆喰』も。
今回のOさまのおすまいにおいては、
その道30年以上の『イタリア漆喰』専門のスタッコプラスさんと協力し、
デザインを手がけました。
スタッコプラスさんは、その豊富な知識・ノウハウから、
『漆喰・スタッコ』の常識を覆すほどの、圧倒的な表現力、提案力で支持を集め、
“京都御所”などの著名な建築に携わるなどの信頼を得られています。
気になる方は、ぜひスタッコプラスさんのInstagramやHPをチェックしてみてくださいね。
そして、大阪市中央区O邸においては、このほかにも、3種の『イタリア漆喰』、
間取り変更、オーダー家具、照明計画など、見どころが盛りたくさん。
Re:Mansion WORKS-施工事例-や、YouTube ROOMTOURの公開もお見逃しなく!
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。