家具工場での製作過程をご紹介。「棚板(フラッシュ構造)製作過程② プレス後~小口テープ貼」
こんにちは、Re:Mansion施工管理スタッフです。(Re:Mansion施工管理スタッフの書いた記事一覧はこちら)
今回は、前回から引き続き「家具工場での棚板の製作過程」です。
3編に渡りご紹介しており、今回は第2回目です。
さて、プレス機にて、所定の時間圧着させた棚板を取り出しました。
今度は、棚板を所定のサイズにカットしていきます。
4.棚板のカット
パネルソーで棚板をカットしていきます。
まず、棚板の奥行き方向を図面の寸法に合わせてカットします。
芯材と、はみ出ているパネルを一緒にカットすることで、正確に寸法通りにすることができます。耳を落とすようなイメージです。
奥行き方向をカットした状態です。
5.小口テープ貼
棚板の見え掛かり部分になる面に、小口テープを貼っていきます。
写真の右手にみえるのは、エアガンです。
速乾ボンドが入っております。
5枚分まとめて速乾ボンドを小口に吹き付け中。
上に置いているのは、ボンドがあちこちに飛び散らないように当て板です。
速乾ボンドを小口に吹き付けた状態です。
ボンドを乾かします。(これはゴム系のボンドで、約5分から10分くらい乾かします。)
次に棚板の小口面に、小口テープを貼ります。
小口テープの幅は何種類かあり、棚板の厚みより少し大きいサイズのものを使用します。
小口テープは粘着付きテープになっておりまして、速乾ボンド面にそのまま貼っていきます。
こんな感じで、テープを均等に片側にはみ出させます。
小口テープを貼りましたら、ローラーで圧着させます。
そして、次に小口テープをカットします。
用意するのが、写真の左から、置台×4(丸いもの)、エッジテープカッター、ペーパーやすりです。
エッジテープカッターで棚板からはみ出た小口テープをカットしていきます。
そして、カットした箇所は、ペーパーやすりできれいに仕上げます。
#120のペーパーやすりです。
黒系の棚板の場合は、やすりをかけた面は塗装します。
こうすることにより、しまった感じがします。
速乾ボンドがはみ出てしまっている場合は「アイボン」というゴム系の接着剤のふき取りシンナーで拭き取っていきます。
完成まで、もう少しです。
続きは、次回の最終回のブログで、完成までをご紹介します。