家具工場での製作過程をご紹介。「棚板(フラッシュ構造)製作過程① 下地」
こんにちは、Re:Mansion施工管理スタッフです。(Re:Mansion施工管理スタッフの書いた記事一覧はこちら)
家具工場での棚板の製作過程を3編に渡りご紹介します。
今回は、棚板(フラッシュ構造)製作過程①。下地についてです。
「フラッシュ構造」とは、芯材をパネルではさみ込んだもので、それに対する「べた芯構造」のものよりも軽量化できるメリットがありますので、この構造で製作することが多いです。
まず、完成した棚板の写真がこちらです。
色は黒で、写真は裏面側になります。4か所ダボしゃくり付です。
それでは、こちらを製作していきます。
芯材組
横切りという機械で、ラワン材を所定の寸法にカットしていきます。
カットしたラワン材がこちらです。
そして、エアタッカーでラワン材をつなげてとめていきます。
(この道具はパスンパスンと音がして気持ち良いですw)
タッカーは、ホッチキスの針のようなものです。
芯材が組みあがった状態がこちらです。
「日の字」型に芯材を組みます。
パネル貼
次に、先ほど組みあがった芯材に、パネルを貼っていきます。
こちらのパネルソーという機械で、芯材に貼るためのパネル(ポリ合板)をカットしていきます。
(大型のホームセンターのDIYコーナーに置いてあったりもします。)
パネルは組んだ芯材よりも一廻り大きめにカットします。←ポイントです。
芯材に、木工ボンドをローラーで丁寧に塗っていきます。
そこに、カットしたパネルを乗せて貼っていきます。
(今回、5枚同時に製作しています。)
パネルの方が芯材よりも一廻り大きく加工しているので、このような感じになります。
プレス
さて、のり付けがおわりましたら、今度はプレス機で棚板を圧着させます。
映画「ターミネーター1」で、T-800(アーノルド)が潰されていた機械ですw。
棚板をプレス機に投入しています。
棚板にプレスがかかったところで、機械が自動的に止まります。
この状態で2~3時間、圧着させます。
ラーメン屋さんのようにw、季節や湿度、天候によってこの時間は多少異なります。
それでは、続きは次回のブログでご紹介します。