中古マンションリノベーション⑤:造作家具の組み立てと最終チェック
中古マンションリノベーションとしてご紹介してきた東京都品川区のM様邸。続いては、リマンションが得意とする造作家具の組み立て作業の様子をご紹介します。
リビングダイニングに運び込まれてきたのは、兵庫県西宮市の工房から数日前に発送された作りたての造作家具の数々。大きな家具は搬入の際に運びやすいようにいくつかにパーツを分けて納品され、現場のスタッフが正確に組み立てと設置作業を行うことになっています。
ダイニングキッチンの作業途中の写真です。手前に写っているものは細々した生活用品がたっぷり納まるオープン収納棚です。一番奥側には白い冷蔵庫が見えますが、その手前に取り付けられているのは食器やゴミ箱、家電類などが収納できるカップボード(食器棚)です。限られたキッチンスペースを効率よく使うために奥さまの家事動線や以前の食器棚の使い勝手を細かくヒアリングしてご提案させていただきました。
ちなみに奥のカップボードと手前のオープン収納棚の奥行が異なるのは、使い勝手を考慮してのこと。デザイン性を高めるのであれば、統一した方が美しいのかもしれませんが、オープン収納棚にはダイニングテーブルをぴったりとつけてレイアウトする予定でしたので、キッチンスペースへの出入りがしやすいように、奥行きに変化をつけました。
オープン収納棚のさらに手前には、お持ちの電子機器のサイズをすべて計測してから設計したテレビボードを設置する予定になっています。
玄関まわりには、一緒に暮らす猫さんが咄嗟に外に飛び出さないようにとペットゲートを取り付けました。お客さまからかねてよりリクエストをいただいていたので、早くご覧いただきたい気持ちでいっぱいです。
和室のステップやキャットウォークの取り付けも無事に完了していました。
脱衣所では、洗濯機上の吊戸棚が運び込まれて今から取り付け作業がはじまります。取り付け箇所には梁の段差が見えていますが、事前に段差を計測していたため造作家具の背面にも同様の段差を反映して作成いたしました。
リビングダイニングの造作家具の取り付けも完了して、細かい補修作業が進んでいました。お客さまへのお披露目ももう少し。現場スタッフが走り回ってくれたおかげで予定よりも少し早くお引き渡しすることが叶いそうです。