家具職人の日常|メラミンを曲げる その1
こんにちは、家具職人のヒロです。
今回、業務の一貫でメラミン化粧板を曲げる必要がありましたので、挑戦してみます。
メラミンは無理に曲げて貼り付けると、後々R部分にヒビ割れが発生してしまうことがあります。
幅にもよりますが、だいたい R100〜R80 くらいが限界ではないかと思います。

同業の方に聞くと、「ドライヤーで曲がるよ」と教えてもらったのですが、工場にドライヤーはありません。
そこでまずは アイロン を使って試してみることにしました。

メラミンの表面に傷がつかないよう紙を当てながら熱を加えたのですが、紙越しでは熱がしっかり伝わらず、思うようには曲がりません。
やはり、熱風を直接当てる方法のほうが効果的なのかもしれません。
そこで、今回はついに ヒートガン を購入しました。

ヒートガンとは「ドライヤーのような形状で、高温の熱風を吹き出す電動工具」です。
選んだのはマキタ製のものです。

ネットではさまざまなメーカーがありますが、普段から電動工具で馴染みのあるメーカーのほうが安心できると思い、この機種にしました。
補修屋さんやクロス屋さんにも聞いてみましたが、この機械に強いこだわりがある方はおらず、特に「これが良い」という評判もありませんでした。
まあ、熱風が出るだけのシンプルな機械なので、そういうものかもしれませんね。
次回は、このヒートガンを使って実際に曲げ加工を試してみます。
お楽しみに!