シンボリックな空間をつくる照明器具たち
CGデザイナーのアミです。
今回のテーマは、内装プランに欠かせない「照明」について。
これまでたくさんのスタッフがブログを通して「照明計画」「配灯計画」など照明に関してご紹介してきました。それだけリマンションの内装プランにおいて「照明」は欠かせないポイントなのです^^
今回、私からはデザイン性の高い照明器具についてご紹介します。
照明は、役割や用途によって数多の種類やデザインあります。
自分が理想とする空間にどんな照明が似合うのか、想像しながら選んでいく過程はとても楽しい時間ですよね。しかし、実際に素敵な照明に出会っても、空間に馴染むか、空間とのバランスはどうなるか、配置や光量など、考えれば考えるほど結論が出せず迷ってしまう方も。
実際に照明器具を選ぶ時には、デザインだけではなく器具の特徴を理解すると選びやすくなります。照明器具を選ぶときにチェックしていただきたいポイントをいくつかご紹介します。
【光の拡散タイプを確認する】
照明は、大きく分けて「全体照明」と「補助照明」があります。
同じ電球を使用していても、光の拡散の仕方が異なり、取り付けた際のイメージが全く違ってくるので、選ぶときは注意が必要です。
「全体照明」・・・空間全体を照らすことのできる照明器具。「シーリングライト」や「ペンダントライト」などがあり、シェード部分から空間全体に明かりを拡散します。
「補助(部分)照明」・・・間接照明とも呼ばれ、壁面や天井など部分的に明かりを当てて、空間全体の明るさを補ったり、空間に奥行きを持たせたり、見せたいコーナーを照明で演出することができます。
明るさの印象は、選んだ照明器具、設置する場所によって変化する場合もあります。
ぜひ照明を選ぶ際は、照度(明るさを表す数字)や電球のワット数、光がどのように拡散されるかなどを確認してみてください。
【吊り下げる高さや設置する位置を確認する】
天井からチェーンで吊り下げるタイプであれば、一般的にテーブルからシェードまでの距離は600~800mmがよいとされています。
照明の位置が低すぎたり高すぎると、お部屋を暗く感じたり、空間全体ののバランスが崩れることも。照明器具ごとに、高さのバランスを検討することが大切です。
おしゃれな照明コーディネートのポイント
◆POINT① 思い切って大きめのサイズを選ぶ
ひと回り大きなサイズのペンダントライトを選んでみると、視線や空間の印象が定まり、ぐっとおしゃれな空間に変貌します。
圧迫感は生まれないか、視界や生活導線の邪魔になっていないか、器具の高さは適切かなどのチェックをお忘れなく。
◆POINT② 多灯使いをしてみる
多灯にすれば明るさもクリアしつつ、インテリアをワンランクアップできるのでおすすめです。
注意点としては、照明の重量。天井に吊り下げた時、耐えられる重さかを必ずご確認ください。
ちなみにリマンションでは事前に取り付けたい照明をお知らせいただけますと、建物と構造を調査した上で下地補強を行うことも可能です(施工が可能かは現地調査をした上で確定いたします)。
◆ポイント③ 演出にこだわる
目につきやすい照明は、楽しい空間を演出するのにも最適なアイテムです。
素材や色を変えたり、個性的でシンボリックなデザインを選んでみましょう。
今回は、照明器具についてお話いたしました。
うまく光を配置してコーディネイトすれば、お部屋がぐっとおしゃれにまとまり、あなただけの心地よい空間が叶います。
ご自身にぴったりの照明を、ぜひ見つけてください。