インテリアと小物について
こんにちは。Re:Mansion広報スタッフです。
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先日、撮影のためにお邪魔した、
「東京都中央区N邸」にて、オーナーさまより、
“わが家は小物類が少なく、ちょっとさみしいでしょうか?”
“どんなものを足したら良いかわからなくて…”
というお悩みをお聞かせいただきました。
[東京都中央区N邸/リビング・ダイニング]
照明ブランドLouis Poulsen(ルイスポールセン)の代表作
「PH2/1」が優しく光る、N邸のリビング・ダイニング。
内装デザインを考える際も、この照明にフォーカスし、
タイルやクロスの色・柄は、淡いグレージュをセレクトしました。
そうすることで、内装が、家具・床材と溶け込むように融合し、
ユニークな照明の存在感を一層際立たせています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
この空間にどのような小物を置くのが良いか…
撮影中に、思いがけないご相談をいただき、
上手くご返答ができず、逃げ帰ってしまった広報スタッフ。
感覚的に、
“これは合いそう” “これはちょっとバランスが悪いかも” というような、
想像力は働くのですが、言葉で説明するのは、とても難しいですね…。
あらためて、プランナーの偉大さを痛感いたしました。
撮影を終え、帰阪してからも、
このことが心残りだったため、プランナーにも相談し、
「インテリア小物の選び方」を復習いたしました。
今回は、N邸のダイニングをコーディネートする場合に重要となる
2つの点をご紹介したいと思います。
❶ベースカラーの同系色相を選ぶことで、一体感を生む
N邸のベースカラーに採用したのは、床の色から派生した「橙系」の同系色相。
中でも「グレージュ」「ベージュ」を中心に彩度を抑えた、柔らかいトーンのニュートラルスキームです。
Nさまが選ばれた、ミニマルで上品なソファ・ダイニングセット、
そして、こだわりのルイスポールセンの照明が輝かせるためには、
小物も「同系色相」のものを選ぶことで、空間との調和が図れます。
ただし、今後Nさまにとって、唯一無二の特別なアイテムとの出会いがあれば、
色相にとらわれず、この空間の主役として据えても良いですね。
※補色(反対色)のこだわりアイテムが目を惹く、空間コーディネート術は、
こちらのルームツアーでもご紹介しております!
❷視線を低くすることで開放感を生む
素晴らしいバランス感覚をお持ちのNさま。
ダイニングテーブル~ソファの高さが一直線に揃い、空間をより広く見せています。
一見すると、高さのあるフラワーベースetc.をテーブルに置いて、
アクセントを足しても良いように思いますが、
横一線に揃っていた視線が分断され、解放感は失われてしまいます。
Nさまが選ばれたBoConcept(ボー・コンセプト)のソファに合わせ、
小物もBoConceptで揃えようと試みましたが…ちょっと大きく感じますね。
このサイズ感の場合は、Nさまが本当に気に入っているものでないといけませんね。
ご提案したインテリア小物
以上の2点を踏まえ、広報スタッフが提案したのはこちら。
色・サイズ(視線の高さ)を揃え、空間にマッチした最適なアイテムを見つけました。
本物の天然石から作られた、石の風合いが上品なアイテムです。
早速、ブックエンド&花器を飾られたNさまより、
“赤のガーベラを生けてみました”とお写真とともにメールをいただきました!
色遣いを限定することで、
シックでミニマルな装いを魅せていたN邸のリビング・ダイニングでしたが、
これからは、色相やサイズ感を意識しながら、
季節や気分によって様々なコーディネートを愉しめそうですね。