6/29公開YouTube【東京都渋谷区代々木上原H邸】-カラースキームの魅力を深堀り-
こんにちは。Re:Mansion広報スタッフです。
(Re:Mansion広報スタッフの書いた記事一覧はこちら)
2024/6/29㈯ YouTube【Re:Mansion channel】にて公開した、
「東京都渋谷区代々木上原H邸」の新築マンションリノベーションルームツアー。
みなさまはもうご覧いただきましたか。
シンプルで上質なグレージュ素材と照明によって整えられた「玄関」に始まり、
フローリング・家具・シャンデリア・タイル・アート…
全てが共鳴する、圧巻の「リビング・ダイニング・キッチン」。
「トイレ」「洗面室」「ベッドルーム」。
どのお部屋も見どころばかりで目が離せません。
使用している素材はどれも高品質なものばかり。
どこを切り取っても、美しい空間に仕上がっていますが、
それらがムラなく絶妙に調和する、おすまい全体の【カラースキーム】は、
オーナーHさまとプランナーが特に打合せを重ねて、慎重に調整した部分だそう。
ルームツアー撮影の際に、
Hさまに当時の話を詳しくお聞かせいただきました。
時には“自分たちの意見を打消してくれる”ことの有難さを痛感
Hさまがお話の中で印象強く語っていらっしゃったのが、
「キッチン」のカラースキーム調整でした。
理想のダイニング・キッチン像として、Hさまの目に留まった「とあるSNS投稿」。
BoConcept(ボーコンセプト)のダイニングテーブルと
moooi(モーイ)のシャンデリアが空間の中心を彩り、
深いモルタル調のキッチンがシックに佇む、とても洗練されたインテリアでした。
Hさまは、そのイメージが頭に焼き付き、
家具・照明だけでなく、
キッチンのデザインもSNSのおすまいと同じように揃えたいと考えられていたそうです。
ところが、Hさまのおすまいは、
カラースキームの基調となる「フローリング」の色・柄が、
SNS投稿のものとは全く異なりました。
そのため、キッチンにモルタル柄の素材を採用してしまうと、
それまで、フローリングの色に合わせて丁寧に創り上げてきた
LDKのグレージュのカラーバランスが崩れてしまいます。
プランナーにそう告げられ、他の色の候補を検討中に、
今度はPinterest(ピンタレスト)で、気になる事例を見つけられました。
背壁のマーブルタイルが主役のクールでモダンな「ライトグレー」のキッチン。
全体のカラースキームであるグレージュと同トーンの同系色。
一見、ぴったりな気がしますよね。
Hさまもそう思われ、
“こういうキッチンも好きです” とプランナーにお話しされました。
ところが、プランナーのイノウエは、首を縦に振らなかったそうです。
▲「ライトグレー」キッチンイメージ
たしかに、キッチンだけを切り取ると何の違和感もありません。
しかし、
▲「ライトグレー」キッチンイメージ
このように、インテリア全体でみると、
フローリング・ダイニングテーブル&チェア・タイルと
なだらかに繋がるカラースキームの中で、キッチンのライトグレーが浮いて見えますね。
色には「温度」があり、赤や橙、黄といった【暖色】と
青や緑といった【寒色】の分類があることは、みなさまもご存知だと思います。
Hさまのおすまいの最大のこだわりである
「フローリング」のグレーには、ほんのりと優しく温かみのあるブラウンが混ざっています。
プランナーは、この繊細なブラウンに着目して、
Hさまのお好みでもある、温もり感じる「グレージュ」の素材を採用してきました。
そこに突然、寒色である「ライトグレー」が加わると、
その部分だけ、どうしてもムラができてしまいます。
そこで、勘所は絶対に押さえつつ、
Hさまのお好みをなるべく叶えてあげるべく、
同トーンで少し赤みがかった「サンドベージュ」という選択肢を提案しました。
▲「サンドベージュ」キッチンイメージ
僅かな差のはずが、「サンドベージュ」を採用したとたん、
ご覧の通り、圧倒的にまとまりを魅せます。
一概に「寒色だから」「同系色だから」と言えないことが、
インテリアの難しいところではありますが、
今回の場合は、おすまい全体を温もりある「グレージュ」で整えていたことによって、
カラースキームの道筋が見えていた事例でした。
Hさまはこのことを次のように振り返っています。
“普通の会社さんだったら、お客さんの言うことになるべく従っちゃうと思うんです。
でも、Re:Mansionさんは
「もっと良い方法があるかも」「例えば、こういうのはどうですか?」というように
時に自分たちの意見を打消してまで(笑)、より良い案を導くための提案をしてくださいました。”
“それって、すごく気が引けるし、手間もかかる大変なことだと思いますが、
あの時、私たちの意見を否定してくれたからこそ、今こうして満足度の高いわが家に住めているんだな、と感謝しています”
いかがでしたか。
ちょっとした色や素材の違いで大きく印象が異なるのが、
インテリアの難しくも、面白いところですよね。
ブログをお読みいただき、カラースキームの奥深さに興味が沸いた方、
そして、まだROOMOURをご覧になっていない方、
ぜひ【プレーンで上質な素材に包まれた、至高のグレージュモダン空間】をご堪能ください!