設計者の仕事とは何か
初めまして。
今年2月よりプランナーとして入社しました、ソウと申します。(プランナーソウさんの書いた記事一覧はこちら)
前職では築古の建物の改修設計をメインで仕事をしておりましたが、ご縁がありまして、この度入社いたしました。
大学時代から建築再生やリノベーションに興味を持っていまして、既存建物の躯体や内装を活かした新旧の素材を混在するようなデザインが好みでした。
きっかけとしては大学のゼミ旅行でたまたま工場施設を改修したホテルに泊りまして、既存建物の屋上に鉄骨のボリュームが増築された建物の中で歴史を感じながらモダンの部分もあるようなデザインに惹かれました。
卒業制作のテーマも古い工場のコンバージョンにして、リノベーションの仕事を携わっていきたいと思いました。
ただ設計者として仕事を始めてから、「新旧素材の混在」のデザインはどうしても既存の部分が見られて、中古として捉える時点で価値が下がります。いかにうまく調和させても、妥協策のように見えますので、お客さんからも既存躯体をなるべく隠してほしいとの要望がたくさんありました。
確かにお客さんにとっては、せっかく改修を決意した家はすっかり新しくならないと、新しい生活を送るテンションも下がるだろうと分かりました。
リクリエイトのHPやYouTube を拝見して、「新築同等」のようなリノベーションを目指していることを感じました。
玄関から入って、家が一新になった時の感動さをつくることは設計者の仕事ではないかと思いました。この想いを常に持ちながら、お客さんの望む家を作れるよう、頑張っていきたいと思います。
以上、ソウでした。