照明の配光までも忠実に表現。CGパースにみる光の表情。
CG担当の橋本です。(CG担当橋本さんの書いた記事一覧はこちら)
今回は少しだけCGのライティングについてお話します。
現実の世界では各照明器具ごとに違った光の表情があります。
例えば、スポットライトと裸電球とでは全く光のひろがり方が違います。
照明機器メーカーのカタログなどでよく目にする、光の広がり方を示したグラフみたいな図がありますよね。
これが配光と呼ばれる物で、数値化したデータをIESデータと言います。(たぶん?)
最近は照明機器メーカーのHPでは、IESを公表しているところもあり簡単にダウンロードが出来、CGパースに利用することが出来ます。
私が使用しているCGソフトでは、IESデータに対応しており大変重宝しております。
各照明器具ごとに公開されている為、設計の計画段階で使用する照明器具の大まかなシミュレートも可能です。
では、CG上でIESデータを使用した時と、しない時とではどれほど違うのかを紹介いたします。
IESなし
IESを使用
どうでしょうか、全然違いますよね。
使用した方が断然光の表情が豊かですよね。
パースを作成する上でIES必要な存在ですね。
これからも積極的に使って行こうと思います。
以前、IESがあまり手に入らない頃、こんなソフトで自分で作ってました。
今でも時々使ってます。
とても便利です。