2019年9月、オープンハウスの見学にお申し込みをいただいたYさまは、ご購入されたタワーマンションの内装を和モダンスタイルにリノベーションしたいとご希望でした。デベロッパーの担当者にも相談したそうですが、あまり話がスムーズに進まなかったとのこと。そのあたりの事情もしっかりとお聞きしたところ、プラン担当の井上と話が弾み、アレもしたいコレもしたいとご要望がどんどん溢れてきたご様子でした。

見学会終了時には、不安が解消されて理想の住まいが実現しそうだとお話ししてくださいました。

そこから、図面担当やCGプランナー、家具職人、現場担当スタッフとも連携して、順調にご提案は進みました。

改装後の内装をCGパースで具現化

Yさまから事前にいただいた、イメージされている内装の画像をまとめてみました。

天井格子や畳、障子、小上がりなど、和の要素がたっぷり。和モダンな内装は内覧時とかなり印象が変わるので楽しみです。

まずはいただいた画像をもとにCGパースをご用意してご要望が反映されているか、天井の格子や窓部分の障子など、プランナーがご提案した内容がイメージ通りかをご確認いただきました。

 

こちらがリビングダイニングのCGパースです。特に注目していただきたいのが、リビングの丸障子の窓。YさまもCGパースをご覧になって「こんなことできるんですか？」と嬉しそうな反面、どこか半信半疑のご様子。

きちんとプランナーから実現可能である部分のご説明をさせていただき、さらにお打ち合わせを何度も重ねて、理想の和モダンな内装プランを固めていきました。

CG通りに仕上がったリビング

こちらは内覧時の何も触っていない状態のリビングになります。

クロスも真っ白、天井も真っ白！この状態のお部屋で、細かい実測をさせていただきました。

お部屋のお引き渡しと同時に新居の鍵をお預かりして、約1ヶ月に及ぶ改装工事がスタート！

工事は順調に進み…

 

CGパースそのままの内装が完成しました。すべてが変わったような気がしますが、フローリングは内覧時のまま、また天井のクロスは内覧時の白いクロスを利用しています。

 

CGパースで一番の見どころだった、リビングの丸窓部分もご覧の通り。

 

ちなみにこの丸窓ですが、固定でななく障子部分が取り外せるようになっています。

プランナーの吉永が取り外し方法を教えてくれました。丸窓の障子部分はサイドから差し込んでいるので、お掃除の際など引き出したり、はめ込むことも自在に行えます。

 

既存の窓部分に新しく設置した障子は、なんと雪見障子！外からの視線を気にせず灯り取りとして利用したり、換気をしたりと大変便利です。

 

障子の模様はYさまにお選びいただき、イメージしている和モダンな内装により近づけるようにしました。

 

天井部分にはダウンライトとのバランスを考えながら均等に格子を張って、より旅館のような雰囲気に。

 

梁部分には、大胆な木目が美しいクロス（木目調 RH4740）を貼りました。ダウンライトは窓枠に合わせてブラックフレームのものをセレクト。さらに、エアコンと配線カバーも何とか黒で統一することができました。

 

お打ち合わせ当初からご希望されていたベンチシートも、フルオーダーで製作。L字型になっているので、一人で横になって休んだり、家族や友人を招いてゆったりと過ごすことができます。さらに、ベンチは座面を持ち上げれば収納スペースとしても活躍。生活必需品をたっぷりと収納でき、リビングがすっきりと片付きます。

 

ベンチシートの図面がこちらになります。細かい寸法は内覧時まで分からなかったため、事前のお打ち合わせでは大よその図面でプランを進めて、最終の図面は内覧後にYさまにご確認いただき、ゴーサインをいただきました。

料理好きに喜ばれるクールで機能性の高いカップボード

内覧時のキッチンの様子がこちら。壁面のクロスをさり気なく上品なものに変更しています。さらに、お料理好きのYさまのご希望に沿って、使いやすく、デザイン性にも優れたカップボードをプランニング。

 

オーダーメイドのカップボードが美しく収まりました。Yさまがご購入されたブラックカラーの冷蔵庫に合わせた鏡面（アルミフレームガラス扉）仕上げで、収納量を確保するために奥行きをたっぷりと設けました。

 

こちらがカップボードの図面になります。

 

CGパースでカップボードの収まりもご確認いただきました。カップボードは奥側にありますが、リビングダイニングから見える場所なので、統一感はとても大切ですね。

 

キッチンから廊下に続く天井部分にはリビング奥の梁部分にも使用した、木目調のクロスを貼り合わせて、お住まい全体に繋がりが生まれるようにプランニングしています。

扉を開けて寝室へと向かう瞬間、床が畳に切り替わっているので、まるで旅館に宿泊している気分が味わえます。

既製品の小上がりを造作工事でグレードアップ

主寝室となる洋室は、天井が下がっている部分に既製の小上がりを設置することに。しかし、リマンションはオーダー家具も自在にプラン制作できるので、奥側に設置する調整用の木材をオーダーで製作し、ライン照明を仕込むアイデアをYさまにご提案しました。

 

完成した寝室の内装がこちら。小上がりの奥側に仕込んだ間接照明のスイッチを付けると、部屋全体がいい雰囲気になります。

夜ゆったりと過ごす空間は、照明演出がとても大切ですね。

 

畳部分を持ち上げれば、リビングのベンチシートと同様に収納スペースが現れます。こちらは衣類収納や季節の小物の収納にオススメです。

 

小上がりの図面がこちらになります。小上がりの部分は既製品ですが、リマンションの造作工事によって快適で寛ぎの空間にグレードアップしました。

旅館の情緒にあふれた玄関&廊下

ここからご紹介するのは玄関と廊下になります。まずは内覧時の様子と、ご提案した和モダンなCGパースをご覧ください。

玄関を開けた瞬間、床の畳の天井の格子が目に飛び込んでくるプラン！旅館を彷彿とさせるデザインプランは、Yさまにもかなりご好評いただきました。

 

こちらがリノベーション工事が完了した玄関と廊下の様子になります。

玄関を入って左側の壁面クロスはベージュトーン（RF6067）、右側は深いグレートーン（RH4363）に変更しました。

 

框は「御影石 山西黒」を採用しています。畳との境目に黒が入ることで、足元もキリッとした印象に変わりますね。

 

美しい畳はアップで見てもキレイな収まり。フローリングから畳に張り替えたことを感じさせず、まるで最初から和モダンな内装で完成していたかのような、違和感のない完成度です。

帰宅した瞬間が特に好きだという、オーナーさまのうれしいお言葉にも納得です。

 

天井の格子部分はプランナーがかなり気を遣った部分です。というのも、CGパースでは実際の灯りの漏れ方などは指定されていないので、このあたりの加減はプランナーとオーナーさまの好みになってくるからです。

格子を取り付ける位置（間隔）によって、灯りの漏れ方が異なるので、何度もプランナーが現場で状況を確認して微妙な間隔を計算し、オーナーさまに確認、設置させていただきました。また、格子の中にワーロンを仕込んでいるので、灯りをやわらかくして眩しさを軽減してくれています。

 

天井部分に格子を設置することで、扉が開かない！なんてことにならないように、建具の設置面との寸法もしっかりと計算しています。美しい収まりに、スタッフはもちろん、オーナーのYさまも感心されていました。

 

いかがでしたか？　初回のお打ち合わせから繰り返しのご提案とお打ち合わせを重ねた、今回の和モダンリノベーション！

半年以上プランニングの期間があったので、じっくりと内装をご検討いただき、大変ご満足いただく工事になりました。

 

オーナーさまのご厚意で、施工事例の動画撮影と、お客さまのご感想も取材させていただくことができました。動画は素敵な音楽に載せて、before＆Afterをご覧いただけます。ぜひお楽しみください！

 

▼施工事例動画

【新築タワマンルームツアー】リノベーションで叶えた和モダンな暮らし

 

▼お客さまの声

【お客さまの声】新築マンションを和モダンリノベーション 大阪市天王寺区Y邸

 

リマンションのYoutubeチャンネルでは、定期的に動画配信も行っております！

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