お問い合わせ増加中な[イタリア漆喰]のCG再現
CG担当の橋本です。
今回はイタリア漆喰のCGについて少しお話します。最近、イタリア漆喰をパースで表現する機会が多く、その度に表現の難しさに悩ませられます。
実際のイタリア漆喰は、漆喰をヘラ付けして磨いていき、磨き上げられた壁は、奥行きのある色とムラのある光沢がとても美しいです。
また、中にはランダムに凹凸の激しい物もあり、CGで表現するのは、結構骨が折れます。
今回は、数あるイタリア漆喰の中でランダムに凹凸のあるものをCGで表現しなくてはなりません。
本来なら、一部分のテクスチャーを作り、タイル状に貼り付けていくのですが、今回はそれができません。
なので、今回は、大判のテクスチャーを作り、壁一枚に一枚のテクスチャーを貼り付ける事にしました。
よって、実際の撮影した写真を加工してテクスチャーを作ることにしました。
それがこちらです。
こちらの写真を加工してテクスチャーを作成していきます。
余分な所を消しつつ不足している所を他の部分からコピーして行き、最後に部分的な明るさのムラをできるだけなくしていきます。
でき上がりはこちら。
普通のテクスチャーのはか、凹凸用と反射(光沢)用と計3枚作成しました。
このテクスチャーを使い、でき上がったCGパースがこちらです。
今回CG作成での反省点は、イタリア漆喰の壁右下付近の光沢が強すぎた事。
原因はテクスチャーの右下の明るさが調整しきれていない事にありました。
これぐらい大丈夫かと思ったのですが、結構顕著に表れてますね。反省。
これから再現度を上げていきます。
イタリア漆喰にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。