今回ご紹介する新築マンションは、大阪でも屈指の人気エリアのタワーマンション！

解体工事を伴うリビングダイニングの拡張工事、住まい全体の配灯計画&照明スイッチの見直し、キッチンスペースの冷蔵庫位置の移動、デザイン性に優れたカップボードの取り付けなど、限られたマンションの中を最大限に広く、かつ快適に過ごせるようにリフォームさせていただきました。

 

それではさっそく工事の全貌をお見せしましょう。まずは仕様図をご覧ください。

細かい注釈の多さから、リフォームプランに対するAさまとプランナーの熱意が伝わってきますね。青色の印が実際の施工箇所になります。

 

今回はリビングダイニングの東側の壁面解体、さらに西側の柱を覆うふかし壁と呼ばれる厚みをすべて解体し、少しでもリビングダイニングの空間を広く使えるように配慮しました。また、〇印を記している場所がダウンライトの取り付け場所、◎の部分がスピーカー付きダウンライトの取り付け場所を表わしています。

照明計画についても再プランさせていただきました。生活動線に相応しい取付位置はもちろん、各スイッチがしっかりと連動して使い勝手が良くなるように電気工事にもかなり気を遣ってプランニング。

 

仕様図には施工予定のタイルのサンプル写真も載せることで、情報共有だけでなく、お客さまがパッと見て施工のイメージが湧きやすいように配慮しました。

リビングの拡張工事と可動間仕切りの設置

こちらはリビングダイニングの東側。洋室の仕切り壁を解体して、可動間仕切りを設置しました。間仕切りはそのまま右側に寄せるだけではテレビの視聴を邪魔してしまうので、思い切って洋室右手の梁を一部を解体することに！

とはいえ、梁の中に配線やダクトが通っていた場合、梁の撤去は難しいので、現場で内部の構造を確認し、梁の一部解体が可能かどうかの判断。無事に間仕切りの収納スペースを完成させることができました。

 

普段はリビングの一部としてテレビ鑑賞を楽しみ、ゲストやご両親の宿泊の際は間仕切りを閉めて個室にすることができます。

テレビ設置面にはタイル（平田タイル／RVS-4590G）を施工し、高級感をプラス。造作工事で天井を折り上げ、調光タイプのライン照明を仕込みました。

 

テレビ設置用の金具の横には、奥行の浅いニッチを新たに。

ハードディスクの置き場所となるこちらのニッチは、現場で壁の一部を壊してはじめて奥行がどれだけ確保できるかが分かる部分。Aさまにも事前に事情をご説明して、ニッチの寸法が分かってからハードディスクをご用意いただくようにお伝えしました。

動線とインテリア性を重視し、冷蔵庫位置を変更！

こちらがリマンションがオーダーメイドで製作したカップボード。システムキッチンと面材を合わせず、リビングダイニングから見たときのデザイン性にこだわりました。

 

吊戸棚はホワイトで統一。飽きの来ないシンプルなデザインです。ちなみにこの写真を見ると、奥側に冷蔵庫を置くスペースがありますが、実はこれ今回のオプション工事で手を加えた部分。

もともと、キッチンスペースの入り口側に冷蔵庫用のスペースがあったのですが、冷蔵庫上のデッドスペースがリビング側から丸見えなのと、既存のトール収納とカップボードが離れていると、収納計画が立てづらいのでは？とプランナーがご提案して、位置を変更する運びとなりました。

 

カップボードをキッチン左手側に寄せたので、リビングダイニングから見たときも美しい収まりに仕上がっています。

 

家具の図面がこちらになります。背の高さも考慮して、通常よりカウンターを少し高く設計しています。オープン部には、お手入れが簡単なキッチンパネルを貼り、下台の左下にはKEYUKAのゴミ箱（27L）を2つ置けるようにプランニングしました。

オプションで人気！洗濯吊り戸とモザイクタイル

マンションオプションの家具の中でも、カップボードに次いで人気の洗濯機上吊り戸棚。扉を閉めると内部の生活感を隠せ…。

扉を開けると、ハンガーバーが取りついている他、細かい収納棚に分かれていることが分かります。ちなみにデベロッパーのオプションで注文した洗濯機吊り戸の中には、設置場所とのサイズが合わず両サイドに無駄なスペースが空いてしまう場合があります。

 

しかし、リマンションの家具はオーダーメイドなので、スペースに合わせてきっちり収まります。こちらが洗濯機上吊り戸の図面になります。

 

こちらもオプション工事の中で多くの人が検討されるモザイクタイルの施工。通常、大きなミラー下にはチャイルドミラーと呼ばれる、ミラー部が存在します。奥行感が生まれるので素敵ではありますが、水撥ねを気にされるお客さまが多く、ミラー部分にモザイクタイルを施工するオプションプランが用意されるほど。

Aさまはこちらの部分も私たちに工事をご依頼くださました。

 

近づいてみると、ミラーの木枠との相性がとてもいい色合いのモザイクタイル（名古屋モザイク／GALAXY MOSAIC／OVI-T5015）だと分かります。

ただ、Aさまはブルー系の中でも色味を限定されたいとのことでしたので、実際にタイルが納品されてからプランナー兼現場担当の吉永と一緒にタイルの柄や色味を選別！よりイメージに近いタイルを厳選してチャイルドミラー部分に施工させていただきました。

玄関にはアドヴァンのタイルを贅沢に

住まいの顔ともいえる玄関スペースは、お施主さまこだわりのタイル（アドヴァン／ホワイトエクスペリエンス ミックス／WE-01EAM）を贅沢に詰め込み、ラグジュアリーな雰囲気に仕上がっています。

 

タイルをどのようにレイアウトするかで、空間の雰囲気が異なるため、いくつかのパターンをご提案させていただきました。また、通常ですとタイルの施工面とフローリングとの接触部分には巾木が取り付けられるのですが、見た目の美しさを重視して今回は巾木をなしに。

タイルからフローリングまで流れるように視線を移すことができます。

 

ちなみにリビングダイニングのテレビ背面も、同様の理由で巾木を設置していません。

 

玄関正面の天井には、集光タイプのダウンライトを一灯取り付けており、やさしい灯りの陰影がタイルの表情を照らします。

 

最後に、内覧会の時に撮影させていただいた、工事前の写真を掲載させていただきます。ビフォアー&アフターをお楽しみください。

 

 

モダンな空間に仕上がった大阪市中央区A邸、いかがでしたか？

 

Aさまはタイルの選定の際に、ご自身でサンプルを取り寄せ、ショールームにも足を運ばれたのだとか。ただ、せっかく選んだタイルも、施工範囲が広くなるとお部屋の印象が変わることがあります。そこでマテリアルの最終選定の際にはプランナーからもアドバイスさせていただき、無事にイメージ通りの住まいへと仕上がりました。

 

Aさま、この度はリマンションにマンションオプション工事のご依頼いただき、ありがとうございました。