艶やかな「黒」が美しいカップボード！

今回の施工事例でご紹介するのは、艶やかなブラックカラーのカップボードとテレビボードです。

最初にご紹介するのはアルミフレームガラス扉を使ったカップボード。デザイン性はもちろん、お客さまのお手持ちの家電に合わせて引き出しの高さや幅を細かく計算していきました。

下台には、ケユカのゴミ箱（27リットル）が3つ並んで収納できるようにプランし、底板をなくすことでゴミ箱の出し入れが楽になるようにしています。マンションのキッチンスペースで見落としがちなゴミ箱置き場は、カップボード内に配置するのもおすすめです。

 

取っ手部分は、ブラックで統一するか、シルバーやシャンパンゴールドでアクセントをつけるか悩まれましたが、プランナーとのお打ち合わせを進めるうちにブラックで統一することになりました。

 

ちなみに、マンションオプションのカップボードは、以前はホワイトやナチュラルブラウンを希望されるお客さまが多くいらっしゃいましたが、最近はダークブラウンやブラックを好まれる方が増えてきています。

これは、冷蔵庫などの大型家電はもちろん、トースターやケトルなど、キッチン家電全体のインテリア性が高くなってきていること、グレーやチャコールなどカラーバリエーションが増えたことで、カップボードのカラーにまでこだわる方が増えているからだと思われます。

 

下段は収納面を意識して汚れが目立たないマットなブラックを、リビングダイニングからも見える吊戸棚部分は中の収納物がうっすら見えつつ、程よく目隠ししてくれるアルミフレームガラス扉を採用しました。

 

こちらがご提案したCGパースです。カップボードの横に配置する冷蔵庫はHさまに品番を確認してレイアウトしているので、キッチン背面全体の色のバランスなどをご確認いただけます。

※プラン途中の図面のため、カウンター天板の様相が異なります。

 

カップボードの家具図面です。ゴミ箱のサイズ感（収まり）なども、図面からある程度確認できるようになっています。

 

カップボードと同じテイストの黒のテレビボード

続いてはリビングダイニングに納品した、テレビボードと吊戸棚をご紹介します。

テレビボードと吊戸棚に加えて、背面にエコカラット（ストーングレース／ダークグレー）を施工することでモノトーンでまとめた中にも表情が生まれて、大人な空間に仕上がりました。

 

テレビボードは床から浮いたように見えるフロート仕様です。一番左側のフラップ扉のみ、カップボードでも使用したアルミフレームガラス扉を採用しており、リビングダイニングとキッチンとのつながりも意識しました。

事前に、ゲーム機やDVDレコーダー、ルーターなどの電子機器の他、細々したものまで何を収納するのかお聞きしていたので、こちらも有効内寸は細かく確認作業を行い、その都度お客さまよりご指摘をいただき、無事に完成となりました。

 

テレビボードの中身を整理するのはかなり労力がいるので、引っ越しなどのタイミングで収納場所を固定してしまうのがおすすめです。

モノの住所を決めて家族で共有すれば、アレがない、コレがないといった困りごとも少なくなるはず！

 

オーダー家具なら、既製品のように「中途半端にスペースが余る」といった事態がないので、デッドスペースを生むことなく空間を有効活用できます。

 

テレビは壁掛けと聞いていたので、事前にお客さまよりお預かりしていた壁掛け用ブラケットをエコカラットを施工した壁面に取り付けました。

また、テレビ周辺にはサウンドバーやウーハーを配置するとのことで、配線用のコード穴やコンセント口をいくつか設けています。

 

こちらは吊戸棚の下に仕込んだ間接照明の下から撮影した様子です。

お客さまがグレーやブラックなどのモノトーンで統一されたいということでしたので、照明も電球色ではなく、温白色や白色をご提案させていただきました。

 

こちらが今回の家具図面ですが、スイッチやコンセント、間接照明の位置の他、収納するものまで細かく記されています。

テレビボードの設置の際は、この配線計画をしっかりと確認することが特に重要で、AV機器などの配線は、造作家具を一度取り付けてしまうと修正が簡単に効かないこともあります。そのため、電気工事だけでなく、タイルの貼り付け作業、造作工事など、他業種のスタッフとも事前にしっかりと打ち合わせをして、連携していくことが大切です。

図面は最終的に、お客さまに収納予定のものが入る寸法になっているか、打ち合わせ内容がきちんと反映されているかを確認していただき、最終GOサインをいただきます。

 

最後に、リビングダイニング（テレビボード）のCGパースをご紹介します。途中段階のプランを反映したものなので、最終的な完成写真と違う部分はありますが、間接照明の位置やエコカラットとの組み合わせなどを見ていただくことができます。

 

東京～大阪と、お客さまとプランナーとの距離が離れている分、頻繁に対面での打ち合わせはできませんが、ラインやお電話で密にやり取りをさせていただき、図面やCGパースで完成図をお見せすることできちんとコミュニケーションを取りながら段取りを進めることができました。工事完了後はお客さまにもイメージ通りの仕上がりだととてもご満足いただきました。

 

Hさま、この度はリマンションにお問い合わせ、ご依頼をいただきまして、誠にありがとうございました。