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自分で「デキる」子が育つ!自立心が自然と身につく収納の作り方

自分の子供には社会に出たときのために、自分の力で生きていく力を身に着けてほしいと思う方は多いのではないでしょうか。
子供たちが社会へ出た時に、必要になってくる大切な能力のひとつに「自立」があります。
しかし自立ができるかどうかは、大人になって自然に身につくことができるものではありません。
子供のころから少しずつ、自立心を育んでいく必要があります。
今回は、自然と子供の自立心が身につく収納の作り方をご紹介します。

片付けによって得ることができる3つの嬉しいメリット

お手伝い

具体的にはどんな子供を「自立している」というのでしょうか。
ここでいう「自立」とは「親の言うことをよく聞いて、手がかからない」ではなく、「自分で考えて行動ができる」子供のことをいいます。

そして、
①自分で考えて
②行動できる
この2つを身につけるためにおすすめしたいのが「お片付け」です!
自立とお片付けは、一見すると関係ないように感じる方もいらっしゃると思いますが
片付けで得ることができるメリットが、子供の自立を促すことにつながるのです。
まずは、お片付けによって得ることができるメリットについてご説明します。

明日の準備もスムーズに行うことができる時間的メリット

まずひとつ目のメリットは、時間を有効に使うことができることです。
お片付けができる=身の回りの物を整理整頓できる、とも言い換えることができますね。
自分の持ち物がどこにあるか把握できていることで、物を探す時間がなくなります。
「そんな少しの時間、得するだけ?」
と感じる方もいらっしゃると思いますが、この「探す時間」を無くすことは決して些細なことではありません。

例えば毎日5分、物を探すのに時間をとられているとします。
1日5分で考えると
1年(365日)で1825分。
つまり1年で約30時間、物を探しているということになります。

日ごろから整理する習慣を身に着けることで
自分のやりたいことやできることが増えていく、有意義な時間の使い方を選択することができます。

無駄遣いがなくなる!経済的メリット

2つ目のメリットは、無駄なお金を使わなくなることです。
自分の持ち物をきちんと把握することができないことで
同じような物を買ってしまう無駄買いや二度買いをしてしまう可能性が高くなります。

たまのことであれば特に問題はありませんが、これが頻繁に起こってしまうと
ひとつひとつは小さな金額でもトータルで考えると大きな出費になってしまいます。
その他にも、散らかっている部屋に帰りたくないから外食が続く、なども
無駄遣いにつながります。

穏やかな気持ちで過ごすことができる精神的メリット

お部屋が散らかっていると、イライラしてしまったり
時間を気にして焦ってしまったりと、ストレスを感じたことはないでしょうか。
逆に言えば、モノが整理されていてすっきりとした環境に身を置くことで
思考が前向きになり、穏やかな気持ちで過ごすことができます。

また、片付けができることで家族間から生まれるストレスも減らすことができます。
例えば
子供から「あれはどこにある?これはどこにしまえばいい?」
と聞かれることが重なると小さなストレスを感じる・・・

親から「片付けなさい!」と言われると
「今やろうと思っていたのに。」と不満に感じる・・・
このようなストレスや不満も減らすことができます。

子供が自分でやりたくなる!お片付けが習慣化できる収納のポイント

人から「~やりなさい。」と言われてやることは、
その場ではできても
なかなか継続するのは難しいですよね。
親から促すことで行う片付けは、親にとっても子供にとっても負担があります。
そこで、子供が自分から片付けをしてくれるための「仕掛け」をご紹介します。

 

ポイント1 子供の持ち物の定位置を決める

まずはモノの置き場所を決めることから始めましょう!
置き場所を決めておかないと、片付けるたびにどこに置くかを考えなくてはなりません。
しかし、簡単にお片付けをするためには
片付けるまでのプロセスやアクションをシンプルにすることがとても大切なのです。

置き場所を決めるポイントは、
使う場所になるべく近いところに置き場所をつくることです。
これも先ほどお伝えした、プロセスをシンプルにするための工夫のひとつです。

ポイント2 自分専用の収納スペースで責任感UP

クローゼット

子供一人ひとりに、自由に使ってよい専用の収納スペースを用意するのも
おすすめの方法のひとつです。
ただし、ただ自由に使うだけではあまり意味がありません。
自分の場所を自分で管理ができるようにし、
そして親は手を出さないなどのルールを決めることがポイントです。

子供の時、大人のように一人前に扱ってもらえることが嬉しいと感じたことはなかったでしょうか?
“自分専用”を設けることで、子供なりに自身で考えながら片付けにチャレンジできる環境を整えましょう。

最初はうまくいかないかもしれません。
しかし、失敗も子供にとっては大切な経験です。
そして、ある程度子供に自我が生まれるころには、親が子供を「信じて任せる」子育てに
少しずつシフトしていくことも子供の自立のためには必要なプロセスといえます。

ポイント3 子供目線で考える、使いやすい高さとサイズ

子供の目線で、なるべくお片付けしやすいように工夫することもポイントのひとつです。
子供と親の目線では、見えるものが全く違いますよね。
大人にとっては見やすくても、子供にとっては見えにくいこともあります。

子供が自発的に片付けを行うためには、「使いやすさ」はとても大切です。
・子供の目線でも見やすく
・手の届きやすく出し入れしやすい場所
・子供が一人でも運べる小さめのボックス
以上のようなことを意識して
子供自身が「自分でできる環境」を作ってあげましょう!

リフォームだからできる!ひとりひとりに合わせて考える収納計画

子供に限らず、大人にも言えることですが
得意なことや不得意なことは人それぞれ異なります。
リフォームのメリット
そういった個々の個性に合わせた収納計画を考えることができる点です。
そんなリフォームならではの、子供が片付けをしたくなる「しかけ」をご紹介します。

床にポイッを無くす!アクセントにもなるかわいい壁掛けフック

掛ける収納は子供にとっては使いやすく、とても重宝します。
特に保育園や幼稚園、小学生は手提げ袋や給食袋、上靴入れなど袋物が多いので
壁に取り付けるフックはとても便利です。

壁掛けフックは、リフォーム工事が終わった後からでも取り付けることができますが
注意したいのが、下地が入っていない場所に取り付ける場合です。
その場合は、あまり重量があるものをフックにかけると
フック自体が重みに耐えきれず外れてしまう可能性が出てくるため袋類などの軽いものだけを掛けるようにしましょう。
お子さんが小さい場合は、荷物や衣類もあまり重量がないため問題はありませんが
例えば、ランドセルなどある程度重みがあるものは下地にしっかり固定する必要があります。

設置したい場所に下地が入っていない場合は新たに下地補強工事を行うと安心です。
リフォームを行う際に、検討してみてください。
そんな壁掛けフックも、様々なデザインがあるのをご存知でしょうか。
中には、動物をモチーフにしたかわいいデザインやカラフルにペイントされていて目を引くものもあります。
「これ、使ってみたい!」
と自分から片付けをするきっかけになるような
子供が興味を持つようなデザインを選んでみるのもおすすめです。

子供に選ばせて積極性UP!収納スペースの壁紙選びにチャレンジ

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お片付けを習慣化するためには、苦手意識を持たないことが大切です。
苦手意識を持たないようにするために
先ほどお伝えした、「プロセスやアクションをシンプルにする」のほかに
収納スペースに愛着を感じる工夫を施すことも有効な方法のひとつです。

例えば収納で使うボックスをご自身で選ばせたり、お気に入りのシールを貼ってみるなどもいいと思います。
リフォームを検討される方におすすめしたいのが
収納スペースの壁紙を子供に選んでもらうことです。

ご兄弟がいらっしゃるご家庭であれば
自分のスペースを分かりやすく認識できるメリットもあります。

小さな成功体験の積み重ねで育まれる「子供の自立心」

片付く仕組み作りを整えることで、スムーズに元に戻すことができるようになります。
「ひとりでおもちゃを片付けることができた!」
「ママがほめてくれた、嬉しい!」

こういった小さな成功体験を積み重ねること
自信につながり、自立心が育まれていきます。
また、子供も大人と同じで一人ひとり得意なことや不得意なことが違います。
子供の個性を理解し、それぞれに合った収納計画を取り入れることでより取り組みやすくなります。

 

 

 

 

 

 

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