便利な扉が、ネックに・・・

洗面室とキッチンを行き来出来る扉があると、家事動線が短くなるのでとても便利です。

特にファミリー向けのマンションでよく見かける間取りです。

ただ、その便利な扉があるために食器棚が置きづらい・・・

そんな状況になるケースもあります。

 

今回のＴ様のお宅では

・扉があって食器棚を置けるスペースが小さい

・戸袋がキッチン側にある

・梁がある

・コンセントの位置が食器棚にかぶる

 

以上のような問題点がありました。

けっこうな難題です。

 

まず、戸袋がキッチン側にある食器棚の場合は、壁に固定できる部分が少ないので

上と下が分かれているような食器棚は出来ません。　

下台と吊戸棚がつながっているようなデザインになります。

 

 

梁の高さに合わせて食器棚の高さを調整しました。

余った上の部分はほこりが溜まらないように幕板で塞ぎます。

コンセントと側板がかぶってしまう所は、家具の一部を切り欠きました。

 

 

既製品などでは出来ない仕様です。

 

 

洗面所への扉を開けるとこんな感じです。

扉の取手が使えるギリギリまでｍｍ単位で製作しました。

 

置き式の食器棚は不安

こういった戸袋の裏に食器棚を設けたい場合には、

置き式を選択されることが多いようです。

置き式の場合なかなか合うサイズの物が見つからない場合が多いです。

また、置き式の場合は動いてしまうことがあるので注意が必要です。

時には、扉が開かなくなったりすることも・・・。

 

そういう問題を解消できるのは、オーダーならではです！！

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