「働く場所」もデザインする。心斎橋オフィス 〜 打ち合わせルーム 〜
こんにちは、お客様サポートのカネミです。
前回のブログでは、Re:Mansionの本社である大阪事務所についてご紹介させていただきました。
今回は、予告しておりました「打ち合わせルーム」の詳細をご紹介したいと思います。
ここは、お客様の理想の暮らしを叶えるための作戦会議をするお部屋。
そして実は、ただの応接室ではありません。壁の素材から家具、照明まで、私たちが普段お客様のお住まいで行っているのと同じ工夫を詰め込んだ、いわば「実物大のショールーム」でもあるんです。
今回は空間のご紹介とあわせて、それぞれの素材を「なぜ選んだのか」もお伝えしていきます。ご自宅のリノベーションのヒントにしていただけたら嬉しいです。

まず目を引く壁一面には、60cm×120cmの大判タイル〈リビエラ ZAB-0122〉を贅沢に採用しました。
大判タイルの良さは、目地(タイル同士の継ぎ目)が少なく、壁全体がひとつの大きな「面」として美しく見えること。その一方で、1枚ごとに柄の表情が異なるからこそ、「どの柄をどこに貼るか」「目地をどの位置に通すか」—— この「割り付け」の検討が、仕上がりの印象を大きく左右します。
このお部屋でも施工前に割り付けを緻密に検討し、柄のつながりが自然に見える美しい一体感を生み出しました。しっとりとしたマットな質感と絶妙なトーンが、空間にほどよい重厚感をもたらしてくれます。(個人的にもこの質感と色味がとても好みです!)
ご自宅で取り入れるなら、リビングのテレビ背面や玄関正面など、視線が集まる一面がおすすめです。後ほどご紹介する間接照明と組み合わせると、タイルの表面に陰影が生まれて、昼と夜でまったく違う表情を楽しめますよ。

■ サンプルがぎっしり。自社工場で造作したキャビネット
その壁面に合わせて設置したキャビネットは、弊社の自社工場で造作したオーダー家具です。
面材に選んだのはメラミン化粧板〈AICA工業 KJ-6110KH91〉。メラミン化粧板は傷や汚れ、水気に強く、毎日ハードに使う収納にうってつけの素材です。近年は木目の再現度も高く、意匠性と耐久性を両立させたい場所の頼れる定番。引き出しはハンドルのない“プッシュ式”を採用し、凹凸のないすっきりとした見た目で圧迫感を抑えました。
そして肝心の中身は打ち合わせで活躍するサンプルたちです。
タイルやガラス、金物、ファブリック、各メーカーのカタログまで、この一台にたっぷり収納。打ち合わせの途中で「これ、実物で見てみたい」となったら、その場ですぐ手に取って見比べていただけます。ショールームを何軒も回らなくても素材選びが進む、このお部屋の隠れた主役です。
造作家具だからこそ、壁の端から端までミリ単位でぴったり。この「空間と家具の一体感」は、自社工場を持つ私たちが最も得意とするところです。
■ ダイニングテーブルではありません。世界に一台の打ち合わせテーブル
お部屋の中央に据えた2700×900mmの大きなテーブルも、もちろん造作家具です。
天板にはセラミックストーン〈DEKTON Pietra Kode TK06 MARMORIO〉を使用し、それを支える脚はRe:Mansionオリジナルのフレーム。この空間のサイズに合わせて設計・製作した、世界に一台のワンオフです。
DEKTONを選んだ理由は、見た目の美しさだけではありません。傷・熱・汚れに強く、図面を広げても、サンプルを並べても、うっかりコーヒーをこぼしても安心。打ち合わせテーブルとして理想的な素材だからです。ご自宅ではキッチンの天板としても人気の高い素材なので、気になる方は打ち合わせのついでに、ぜひ手触りを確かめてみてください。
これほど存在感のある大きな家具でも、色味やトーンを空間全体に馴染ませることで、浮くことなくスッと調和してくれます。大きな家具は「単体で好きかどうか」よりも「床・壁・建具と並んだときのトーン」で選ぶ——これは、ご自宅の家具選びにもそのまま使えるコツです。
■ 梁を「隠す」のではなく「活かす」照明計画
これら一つひとつの要素が、弊社自慢の照明計画に照らされることで、さらに魅力的な表情を見せてくれます。
こだわりの照明計画がこちらです。

元々は梁(はり)の凹凸が目立つ空間でした。マンションは構造上、梁や下がり天井をなくせないことがほとんど。そこで私たちは、コーニス照明(光源を隠して壁や天井の面を照らす間接照明)を梁に沿って「コの字」に配置し、凹凸そのものを光のデザインとして活かしました。
さらに壁際にも、タイルを照らすコーニス照明をもう一列。天井と壁で光が二重に重なり、実際の広さ以上に奥行きを感じる空間になっています。
間接照明のポイントは、光源そのものではなく「照らされた面」を見せること。照らす面にタイルや木のような表情のある素材を選ぶと、陰影が生まれて効果がぐっと高まります。「うちは梁が邪魔で……」とお悩みの方こそ、ぜひご相談ください。弱点を主役に変えるのが、リノベーションの醍醐味です。
■ このお部屋で、理想の住まいの話をしませんか
いかがでしたでしょうか。
「良い住まいは、良い人生を作る。」私たちがこの言葉を掲げているからこそ、その人生を設計する場所もまた、心地よく上質な空間であるべきだと考えています。
光の重なりや素材の質感は、写真や文章だけではどうしてもお伝えしきれません。DEKTONの天板の手触り、照明に照らされたタイルの陰影、そして気になる素材のサンプルをその場で手に取って見比べられること。それが、大阪事務所にお越しいただく一番の価値だと思っています。
ぜひ一度お越しいただき、このお部屋で理想の空間について心ゆくまで語り合いませんか。
大阪事務所のご紹介は以上となりますが、今後も実際の事例や空間づくりの工夫を通して、私たちのこだわりをお届けしていきます^^
ちなみに、弊社の大阪事務所が入るビルは、1階に照明メーカーの〈YAMAGIWA〉様、2階には本記事でもご紹介した壁タイルの〈リビエラ〉様のショールームが入っています。さらに同じ並びには、今年4月に開業した新たなランドマーク「クオーツ心斎橋」もあり、まさにデザインやインテリアの目利きが集まる刺激的な街です。
打ち合わせと合わせて楽しめる”この街の魅力やインテリア巡り”については、また別の記事でじっくりご紹介しますね。
どうぞお楽しみに!
以上、カネミでした。