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ベンチづくりの記録 その1 -材料選び編

こんにちは、家具職人のヒロです。

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今回から5回に渡り、工場にある木材を使ってベンチを製作する工程をご紹介いたします。

 

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これが完成品です。
流木を使用した脚部と、エイジング加工を施した座面で、使い古したような風合いに仕上げます。

このようなテイストの製品をつくるのは、実はあまり機会がありません。

どう仕上がるのか、楽しみですね。

 

 

まずは、材料選びから

 

脚部には、流木を使用します。

これは、昔とある店舗の仕事で仕入れたものの余りです。

 

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大小さまざまな流木の中から、使えそうなものを選んでいきます。

続いて、座面に使う材料を選びます。

“耳”のついた、いい感じの板があったので、これを使うことにしました。

 

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これは、もともと芯材用に仕入れた松材のうち、節があって芯材には向かない部分として残していたものです。

 

 

少し木材の話

 

フラッシュパネルや、フラッシュ建具の芯材には、狂いの少ない木材を使用します。

※フラッシュパネルとは別名「太鼓張り」とも呼ばれ、「芯材」となる枠組みの両面に合板などの板を貼り付けた、中が空洞のパネルのこと

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現在は、輸入されたジェルトン材やポプラLVL材、シダーLVL材などを使用することが多いですが、

昔は針葉樹の無垢材を製材して使っていました。

 

その当時のもので、かなり古くなっていますが、木材は古くなっても使えます。

いいものですね。

 

 

そして選ばれた材料がこちら

 

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座面用の板はホコリをかぶっていたので、水で洗ってみました。

色がまだらになっているのは、濡れている部分と乾いている部分の差です。

 

 

次回、加工作業に入ります。

お楽しみに。