今回ご紹介するのは、落ち着いたインテリアの中に個性が光る東京都新宿区K邸です。

みどころは何といってもテレビの壁掛けスペース。Kさまご希望の大きめのソファを置くために、テレビのレイアウトにこだわり、背面には美しい格子の装飾を施しました。

さらに、リビングとダイニングは、程よくゾーニングされた間取りを活かして、それぞれの空間にアートが楽しめるスペースを設けました。

 

カップボードや玄関装飾など、リマンションではお馴染みの人気プランもそこかしこに。

早速リフォームの全貌をご紹介していきましょう。

 

竣工：2021年12月
立地：東京都

目次

• 大切なアートが楽しめるダイニングスペース
• 生活感を隠しつつ美しく佇むカップボード
• 機能美とくつろぎに特化したリビング空間
• 伸びやかな格子ラインが美しいテレビスペース
• デッドスペースを生まない優れたプラン紹介

 

大切なアートが楽しめるダイニングスペース

 

まずご紹介するのはダイニングスペース。

奥の壁面にダウンライトと装飾をプラスし、とっておきのアートを飾れるようにプランニングしました。

 

 

梁下には、2灯のダウンライトを仕込みました。スポットライトのようにアートをやさしく照らします。

よくみると、梁下奥にはピクチャーレールが埋め込まれていますね。こちらもリマンションにて取り付けたものです。

 

 

天井部分は、既存のシーリングライトを撤去し、ペンダントライト用のダクトレールを設置しました。また、ペンダントライトだけでは照度が物足りないので、ダウンライトを新たに4灯設置しました。

 

 

壁面の装飾は、エコカラット「グラナスハルト／ホワイト」をセレクト。レンガを積んだようなナチュラルな風合いで、アートをさりげなく引き立てつつ、毎日の食卓シーンをジャマしません。

 

 

ダイニング側から、キッチンとリビングをみた様子です。ペンダントライトやカーテンのグレーカラーが、リビングのアクセントクロスのグレージュとさりげなくリンクしていますね。

ひとつの空間に異なる素材が集まる場合は、色味のトーンをそろえて統一感を持たせるのもおすすめです。

 

生活感を隠しつつ美しく佇むカップボード

 

美しいカップボードと冷蔵庫上収納は、リマンションのフルオーダーメイド。

あえてカップボードのデザインに特徴を出し、インテリア性を高めることもできますが、Kさまはシンプルで美しい佇まいをご希望でした。

面材は、奥側の既存のトール収納に合わせて、シンプルなものをセレクトしています。

 

 

カップボードの吊り戸と冷蔵庫上の収納は、奥行きを揃えてフラットな仕上がりに。

 

 

下台には、お問い合わせ当初からお伺いしていた、ダストボックス用のオープンスペースと、炊飯器用のスライド棚をご用意しました。

 

 

下台の引き出しは、手を掛けやすい「J型取っ手」を採用。

カップボードの中でも「取っ手」はあまり意識されない部分ですが、使い勝手に直接影響しますし、デザイン的にも大きく印象が変わるので、ご希望がある場合はぜひプランナーにご相談ください。

 

 

こちらがカップボードの図面です。下台と、吊り戸部分は使い勝手に合わせて奥行きを変えています。

全体的にスッキリとしたデザインですが、中央のオープンスペースにタイルを施工するなど、細かい部分にKさまのこだわりが光ります。

 

機能美とくつろぎに特化したリビング空間

 

今回の新築リフォームの中で、Kさまはもちろんプランナーが特にこだわったのが、リビングスペースです。

 

 

お問い合わせ当初は、キャビネット収納にデスクスペースを設けたり、用途に合わせて細かく引き出しや引き戸の収納量を変更したり、天板をキッチンカウンターと合わせたりと、さまざまなご要望のもとプランが進められました。

ですが、最終的にご家族でゆったりくつろげるようにと、収納家具の用途を絞り、機能と美しさを両立させました。

 

 

美しい木目のキャビネット収納は、季節毎のディスプレイを楽しんだり、ご家族の写真を飾るのにぴったりなスペースです。

 

 

右下部分には、ロボット掃除機の充電ドックを設置しました。

 

 

上部の収納扉を開ければ、ロボット掃除機の格納スペースがみわたせます。

また、テレビ配線が下りてきているので、ハードディスクやゲーム機をまとめて収納でき、扉を閉めればみた目もスッキリ。加えて防塵効果も。

 

 

キャビネットを設置した壁面には、アクセントクロス「サンゲツ／FE-6208」を施工しました。

 

伸びやかな格子ラインが美しいテレビスペース

 

キャビネットと同様に試行錯誤したテレビ壁掛けがこちら。

家族でくつろげる大きめのソファを置きたいとのことで、テレビの配置もかなり悩まれていました。

さらに、事前の現地調査で、予定していた位置へのテレビ壁掛けが難しいと発覚！ハプニングにみまわれながらも急ピッチでプラン内容が修正され、キッチンスペースと隣り合う壁面を利用することに。

テレビ背面には、格子デザインをプラスしました。

 

 

こちらがテレビ設置面の格子になります。

スッキリ伸びやかな縦のラインは、視覚的に空間を広くみせるとともに、キッチンスペースとの境界となりゾーニング効果も。格子の間は既存の白いクロスのままですが、陰影でグレーにみえるので、左側のアクセントクロスと素敵に調和しています。

 

 

テレビ画面の「黒」は、空間全体をみたときに主張が激しくなりがちな部分ですが、格子の装飾を施すことで、空間にスッと馴染んでいます。

 

 

リビングスペースも、既存のシーリングライトを撤去し、ダウンライトを新設しています。

天井面がフラットになることで、空間がスッキリと美しく整いました。

 

 

ソファでくつろぎながらダイニングに座る家族と話したり、キッチンで家事をしながらテレビを視聴するお子さまの様子をみまもったりと、各スペースに程よい距離感が生まれています。

 

 

こちらがキャビネットと、テレビ設置面（格子）の図面になります。

テレビ配置の際は、周辺機器の配線をキャビネットの内部まで通したり、格子とキッチン側との取り合いにこだわったりと、細かく配慮して作業が進められました。

 

デッドスペースを生まない優れたプラン紹介

 

玄関扉を開けると一直線に廊下が広がりLDKへと繋がっています。インテリアを楽しみたくてもスペースが限られているので、新たに棚などを追加すると、生活動線のジャマになる可能性も。

そこで、壁面にエコカラットとオーダーミラーをプラスしました。

 

 

玄関と廊下をまたぐように、壁面にエコカラットプラス「グラナスヴィスト」を。

天井までのオーダーミラーは、土間部分のダウンライトの灯りが中心に来るように位置を調整しています。

 

 

昨今はご存じの方も多いのですが、エコカラットプラスは、調湿＋脱臭効果が期待できるので、玄関などの限られた空間におすすめの素材です。リマンションのお客様からも特にご要望が多いマテリアルです。

 

最後に、洋室に設置したオーダーデスクをご紹介します。

 

 

窓回りの凹凸面を利用し、オーダーメイドのデスクと引き出し収納を設置しました。デッドスペースになりがちなスペースが、コンパクトな書斎に変貌しています。また、オーダーデスクの設置に伴い、マルチメディアコンセントを写真手前に移設させています。

 

 

こちらがデスクの図面になります。図面は、内覧前にリフォームプランに合わせて仮の図面を作成し、内覧で実測をした後に最終の図面を作成する流れになります。

 

いかがでしたか？　今回のプランは、カップボード、エコカラット、アクセントクロス、ダウンライト、テレビの壁掛けなど、リマンションでも多くのお客さまから人気の内容がたくさん盛り込まれています。

人気のプランでも家族構成や生活スタイル、求める収納量、デザイン性など、ご家族によってご要望はそれぞれ。デザインや機能性にこだわりをお持ちの方は、ぜひリマンションにお問い合わせください。