阿波座ライズタワーズ フラッグ46:施工中の様子
施工事例でご紹介している「阿波座ライズタワーズ フラッグ46(OMPタワー)」の工事中の様子をご紹介します。
まずは、大規模にリノベーションを行う前のリビングダイニングの様子をご覧ください。
内覧会の際に、最終のお打ち合わせも兼ねて現場の確認をさせていただきました。
当初はリビングダイニングの奥に5.5帖の洋室があり、3LDKの間取りでしたが、これだけ素晴らしい見晴らしなのでもっとLDKを広げて使ってはどうかとご提案させていただきました。
解体予定の洋室の中からLDKを撮影した写真です。小ぶりな空間ですが入口は2つ設けられており、例えばお子さまが二人(男女)いるファミリー世帯なら、中を仕切って子供部屋として使うことができそうですね。他にも旦那さまの書斎だったり、あるいは奥さまの趣味の空間としても活用できそうです。
しかし、今回は、お客さまの家族構成やライフスタイルをヒアリングした結果、こちらの洋室はなくす方向でお打ち合わせが進みました。
リビングダイニングを広げるご提案をした際にご覧いただいた、CGクリエイターによる3Dデザインのパースがこちらです。
ただ壁の撤去をご提案するだけではお客さまも不安に思われるかもしれませんが、同時に、完成予定の内装デザインも見ていただくと、すぐになるほどと納得していただけました。
空間が広がることでどれだけのゆとりが生まれ、どのように家具をレイアウトできるのか。実際にご希望の家具をお伺いして配置してみると、サイズ感がはっきりするのでイメージが固まりやすいですね。
また、プランニングの段階で、折り上げ天井に木目調のクロスを貼り合わせること、広がりが出るように段差部分に間接照明を仕込むこともお話もしていたので、CGデザインにも反映させていただきました。
こちらが今回の平面図となります。撤去する壁がどこか、図面に書き込むと言葉で表現するより分かりやすいですね。
では実際に壁を解体した際の写真をご覧ください。
養生をして、リビングダイニングに隣接した洋室の壁を解体しました。これから一番奥の壁(テレビ設置予定の背面部分)に墨出し作業を行い、下地を組んでコンパネを貼っていきます。
洋室のクローゼット収納があった部分です。こちらは元々あった扉と収納スペースを解体・撤去。DVDやBlu-ray、コミックなどがたっぷり収納できるラックを新設する予定です。写真は新しい収納部の骨組みを組んでいく際の様子を撮影しました。
キッチンスペースには後からオーダーメイドのカップボードなどを設置予定です。ホコリやキズから守るために、しっかりと養生をしております。
テレビボード背面にアクセントとなる木目調のパネルを設置しました。残りの壁部分にはジョリパットと呼ばれる耐久性の高い壁仕上げ材を塗っていきます。
波打つようにお願いしますと職人さんにお願いしたところ、違和感のない絶妙な凹凸で仕上げてくださいました。
近くによって撮影してみると、コテでつけた強弱が分かります。テレビ背面のパネルには間接照明を仕込んでいるので、明かりによってまた表情が変わる予定です。
施工がほぼ完了して、オーダーメイドの家具が続々と運び込まれてきました。
各所に仕込んだ間接照明もこの段階で改めてスイッチオン。天井や壁面に明かりが当たって何とも美しいです。
最後に、最近撮影させていただいた写真を掲載させていただきます。
いかがでしたか? 天井部分や柱に木目調のクロスを貼ったり、間接照明を仕込んでみたり。
リノベーションをすることで華美な内装デザインに仕上げることはもちろん可能ですが、今回は手を加える箇所を厳選することでナチュラルさ、シンプルさを損なわずに品良くモダンな空間に仕上げることができました。