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家具職人の日常|メラミンを曲げる その2

こんにちは、家具職人のヒロです。

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前回は、メラミン化粧板を曲げるためにヒートガンを購入したお話をしました。
今回は、そのヒートガンを実際に使って試してみたいと思います。

 

まず、付属していた4種類のノズルのうち、パイプを曲げる用途のノズルを使用します。

 

家具職人の日常|メラミンを曲げる その2

 

こちらが「曲面ノズル」と呼ばれるものです。

 

家具職人の日常|メラミンを曲げる その2

 

ヒートガン本体は、吹き出し口を上に向けて自立させることができます。
この状態でメラミンに熱を当て、曲げ加工を行っていきます。

 

家具職人の日常|メラミンを曲げる その2

 

温度設定について

 

曲げ加工に必要な温度をネットで調べたところ、

「150℃」「120〜150℃」「180℃」など、さまざまな情報が出てきました。

 

そのため、まずは材料がちょうど曲がる温度になる設定を探っていきます。

ヒートガンの取扱説明書には、次のように温度設定が記載されています。

 

家具職人の日常|メラミンを曲げる その2

 

まずは
「スイッチ1 × ダイヤル5(150℃)」から試してみました。

 

しかし、風の温度が150℃ではメラミンが十分に温まらず、曲がりません。

 

ダイヤルを徐々に上げていき、
「スイッチ1 × ダイヤル7(約250℃)」あたりでようやく曲がるようになりました。

 

家具職人の日常|メラミンを曲げる その2

家具職人の日常|メラミンを曲げる その2

 

こんな感じに、しっかり曲がってくれました。

 

いかがでしょうか?

 

ただし重要な注意点として、

 

熱をかけてメラミンを曲げる方法は、化粧板メーカーが推奨している加工ではありません。

 

店舗什器などでは実際に施工されることもありますが、メーカーとしては基本的に「曲げて貼る」こと自体を推奨していないようです。

 

この点については、また別の機会に詳しくご紹介できればと思います。

 

次回は、幅の広いメラミン板の曲げ加工にも挑戦してみます。

 

お楽しみに!