難しいけど、惹かれる。建築の奥深さをグラングリーンで体感
こんにちは、お客様サポートのカネミです。
この夏 「安藤忠雄展 青春」@グラングリーン大阪 に行ってまいりました。
正直な感想を申し上げますと…… 建築って難しい。
ですが、難しいからこそ心を動かされるのかもしれません。
知識がなくても、ただなんとなく眺めているだけで「すごい」と感じられる。
建築 にはそんな力があります。
打ちっぱなしのコンクリートの美しさ、計算し尽くされた光と影が作り出す空間には、
ただただ圧倒され、
「直島プロジェクト」や「光の教会」などの代表作の模型もたっぷり展示されている、
静かな空間の中に、確かな力強さが存在していました。

「これが、安藤忠雄の“青春”を表す作品たちなのか」と胸を打たれる思いで作品を
拝見しました。
日本を代表する建築家・安藤忠雄さん
建築の専門教育を受けることなく、独学で学び、
世界を旅しながら自分のスタイルを築き上げてこられたというエピソードが有名です。
改めてその経歴に触れ、信じられないほどの情熱と探究心、
そして建築への深い愛情を感じました。
どの展示にも、その言葉やスケッチ、模型から“らしさ”や“こだわり”がひしひしと
伝わってきました。

少し余談ですが……
当日、私の前にいた建築学生と思わしき3人組が、
会場を回りながら建築に関するうんちくや豆知識を語り合っていて、
その会話がとても興味深く、気づけば思わず聞き耳をたててしまっておりました。
安藤忠雄さんの「青春」 をテーマにした本展は
年齢に関係なく挑戦を続けるその姿勢そのものが表れており、
自分自身の仕事の向き合い方や、生き方について考えさせられる、
貴重な時間となりました。
日々の業務に追われていると、
つい「正解」を探すことばかりに意識が向いてしまいますが、
安藤さんのように、“手探りでも一歩を踏み出し続ける姿勢”の大切さを、
建築という枠を超えて教えていただいた気がします。
この展示で感じたことを、すぐに何かに活かせるかはわかりませんが、
何か迷った時、悩んだ時に、「青春はいつだって始められる」というメッセージを、ふと思い出せたら、とても心強いことだと思います。
そんな自分を鼓舞するような休日でした。
