ザ・パークハウス中之島タワーのリノベーションの施工中の様子をお伝えしています。

（施工事例は「こちら」からご覧いただけます）

 

前回は「ご提案したCGパースと解体作業の様子」をお届けしましたが、解体作業がその後どのように進んだか、今回はキッチン周りの下地工事の様子から順に説明させていただきます。

 

 

ダイニング側からキッチンを正面に見たアングルの写真です。もともと設置されていたシステムキッチンやキッチンパネルがすべて撤去され、正面の壁に下地のコンパネが貼られています。

 

 

冷蔵庫の設置スペースを確保するために解体した、隣室の収納部分です。

 

 

別のアングルから見た写真ですが、隣の洋室との壁もきれいに塞ぎました。冷蔵庫用のコンセントは新しく配置しています。

 

 

 

キッチンの天井の位置は、手前のブルーシートで覆われているエアコンの天井の高さに合わせることになったので、下地の枠を組んでいっています。

ちなみに天井の右側から顔を出しているダクトの下にレンジフードが配置される予定です。

 

 

 

キッチンと繋がったリビングダイニングの折り上げ天井には、照明ボックスを取り付けています。また、少し見えにくいですが、奥の天井部分をご覧いただくと、先程組んだ下地にボードが貼られているのが分かると思います。

 

 

少し時間を遡りますが、こちらはフルオーダーの飾り棚を設置する予定の壁を正面から見た写真です。左部分に通っているエアコンの配線個所を除いてきれいに解体されました。

 

 

そして、ここから工事初日に施した床の養生をすべて外していきます。なぜ施工途中なのに、外してしまうのか…。

 

 

それは、いよいよ床に磁器タイルを貼る作業が始まるからです。発注していたタイルが続々と運び込まれてきました。

 

 

日を改めて訪れてみると、床にタイルの貼り合わせが始まっていました。

 

 

 

職人さんたちが手際よく作業を進めてくださっています。

タイル貼りについて説明させていただくと、今回はオレンジ色の三角のクリップをタイルとタイルの間に差し込んでいく「アド・クリップ工法」と呼ばれる方法で仕上げています。この道具を使うことによって、床に貼るタイル同士の段差をなくして、目地幅を均一に整えながら施工することができます。

 

 

リビングダイニング、キッチン、廊下など、広範囲に渡って貼り合わせていきます。

ちなみに、施工するマンションによっては、フローリングを剥がしてタイルを貼ることもできますが、今回は遮音等級の確保など、マンション側からの防音に関する諸条件を確認した結果、フローリングの上から貼ることに決まりました。お客さまにもその旨お伝えして、ご了承をいただいております。

 

 

こちらは玄関の上がり框部分にタイルを施工している写真です。手前の養生シートをめくっているので、玄関部分に敷かれた色見の違うタイルもご覧ください。

 

框のコーナー部分は、違和感のないように仕上げるために特に気を遣った部分です。

 

どのように仕上げるか悩んでいたところ、タイル屋さんにトメ加工といって45度に切った石を貼り合わせるオーダーができるとアドバイスをいただきました。せっかく高級感のあるタイルを貼っているのに断面が見えてしまうのは美しくありませんので、すぐに発注してみると…何とも美しい！

苦労した甲斐があって、無事に美しいタイルの上がり框ができ上がりました。

 

 

 

 

タイル貼りを予定していたすべての箇所が美しく仕上がりました。お客さまに見ていただくのが待ち遠しいですが、まだまだ作業は続きます。

 

 

 

 

仕上げたタイルに傷や汚れが付かないように再度しっかりと養生していきます。

 

続きはまた次回！お楽しみに。